風門館 大人のための護身教室 日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 公式ブログ

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風門館徒然。護身術における三大要素。汎用性・継続性・速習性について。

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風門館徒然。護身術における三大要素。汎用性・継続性・速習性について。

 

私は、凡夫のための護身の芸には、以下の三つの要素が必要だと思っている。

 

1 汎用性について。

 

世の中には、確かに達人も名人もいるのだろうが、誰でもそうなれるのかというとそこは疑問である。私は、19歳から33歳までの14年間、大東流の佐川先生に憧れて、合気系3流派を学んだが、合気とは何かが未だに分からないままだ。週1回程度の稽古で、わかるはずはないと言われるんだろうが、逆に言うと、週1回、2時間~3時間。ほぼ休まず、通って、14年間芸を練って、分からない合気とは何なんだろうかと疑問に思うようになった。

 

先年、名人菊野先生にお会いしたときも、菊野先生の、挨拶代わりの、肩にドント撃ち込む打撃を受けたが、それでも、しつように食い下がったのは、汎用性の問題についてであった。

 

武士菊野に出来るからと言って、我々凡人までもが、果たしてできるものなのか?私にとって、汎用性は、凡夫の護身の芸として最も重要な要素であるから、恐れ多いことは承知しながら、そこは執拗に食い下がった。菊野先生は、誰でも出来ると断言したが、私には、そこは、分からない。それだけ、私にとって汎用性の問題は大きいのだ。

 

2 継続性について。

 

護身と言うのは、天災のようなものだと思っている。最近、凶悪で、理不尽な犯罪が多発しているが、一方で、世の中は、平和だ。直裁的に言うと、今や、最大の敵は、ウイルスであるから、何もせず、家から一歩も出ないのが最大の護身と言えるかも知れない。

 

しかし、現実問題、家から一歩も出ない人生が送れるのかというと、これもまた、非現実的な話である。

 

稼ぐためには、世の中に出なければ事は済まない。私は、後2ヶ月弱で、64歳となる。既に、年金をもらっているが、全額ではないため、仕方なく、元職の関係のパートタイマーとして、リーマン稼業を続けている。

 

よく、護身のイロハとして、危ない所に行くなと言われるが、電車に乗っていて、突然刃物で、見ず知らずの狂人から襲われる時代である。となると、一歩も家から出ないことが、最大の護身と言えるだろうが、それでは、食っていけないと言う現実もある。

 

天災は、いついかなる時に降りかかるのか予想できない。となると、年を取ってからも稽古できる体系というのは必須となる。

 

その際に、いつも、防具を付けてガンガンやる稽古についていけるかというとそれは無理だと思う。だから、形稽古や受け返し稽古。組み手は、目慣らし程度と言う選択肢は、重要になる。

 

いくら若いときに強かったとしても、まったく稽古しなかったら実力は衰えまくるのは当たり前の話しだ。しかし、形稽古・受け返し・目慣らしをしていれば、衰え方は、ゆるくなる。

 

ここ最近の凶悪で理不尽な犯罪事件の犠牲者は、女性や70過ぎの老人と相場は決まっている。犯人は、誰でも良かったとか言っているが、誰でも狙っていない。弱者を狙うのだ。年を取れば狙われる。だから、風門館では、年輩者でも出来る稽古体系を作っている。それが、「風門館。大人のための護身教室」の真の意味である。

 

3 速習性について。

 

私が若い頃の話しだが、太極拳などは、修得に時間がかかるが、年を取っても衰えないと言うことが盛んに言われていた。

 

しかし、その頃、疑問に思ったのが、では、若いときに襲われたらどうなるんだろうというのがあった。襲う相手は、まだ初心者だからと言って、許してくれるわけではないだろう。20代の頃、仕方なく一年ほど簡式太極拳をやらざるを得なくなった時期。相当悩んだ思い出がある。今頃になって、あの稽古法には大きな意味があったと分かるようになったが、20代前半では、分かるはずがない。

 

凡夫には、分かりやすい芸を。また、その年齢にあった稽古法が、最適解というのが私の学んだ結論であった。

 

以上、長々書いたが、風門館の考える護身練胆の法とは何かを知ってもうには、繰り返し書くしかない。

 

この動画の二人。昨年末に入会した。一人は、野球経験が長い46歳で有り、一人は、運動経験が全くない37歳である。

 

二人とも、入った当初は武道未経験であることなどを気にしていたが、さほど気にすることはない。この33年間。のべ800人を教えた、私の指導法は適切である。

 

私の指導法は、医者の処方箋に似ている。各個人の年齢・経験値・稽古の目的などを勘案しながら適切に決めていく。同じ稽古をしながら、微妙にメニューが違う。

 

入会して、3ヶ月目くらいだと思うが、かなり出来上がってきている。これは、この二人のお手柄である。稽古は、週一回2時間だが、風門館ON・LINE道場に挙げている動画を見ながら、自宅で暇暇に素振りを繰り返してる。

 

だから、上達が早い。

 

漫然と週一回2時間の稽古しかしないものと、ON・LINE道場の教材を見ながら、毎日素振りを繰り返す者の間には、差が出るのは当然の事である。

 

極論を言うと、日本拳法道は、素振り6本と日本拳法形34本を学べば、誰でも、ある程度の場所まで行ける。

 

ただし、極めて地味な作業である。地味を嫌って、派手な技を追いかける者も当然出てくるが、土台の出来ていない人間に、派手な楼閣を建てることは不可能である。

 

これは、芸事一般の真理であろう。そして、この地味な作業を嫌い、派手な楼閣に憧れ、倒閣させて、門を去る。そういう人間が後を絶たないのが現実である。

 

大人というのは、私の言うことを聞かない人たちでもある。それぞれ、自分の考えがあるのだから、仕方の無いことだが、地味を嫌う人間に大成はないということだけは、言っておかなければならない。