https://www.youtube.com/shorts/kcErbd3yD7M
よく、護身術に関する質問で、<役に立ちますか?>というのがある。役に立つのかどうかを研究するのが風門館ですと答えている。
私は、福岡県下でも有数の治安が悪いと評判の土地に生まれ育ったが、そういう私でも、実際に護身実用の手業を使う場面に出くわさずに来た。らしきことは二度ほどあったが、私はかすり傷もなく、相手にも怪我をさせずに収めた。
だから、護身に関して、これで間違いないという確証体験もないし、したいとも思わない。
現在の日本の普通のサラリーマンで、護身実用の経験が豊富という人がいたら、よほど特殊な経歴の人だろうと思う。
警察とか、凡人では無い人生経験を送った人しか、路上での体験は無いのが平均的ではないだろうか?
風門館は、そういう、市井に暮らす凡夫のための護身の芸を研究しているので、特殊な職業や特殊な経歴の人の護身技術や体験談は、多いに参考にはするが、そもそもの土台が違うと考えている。
我々が求めているのは、再現性と普遍性のある技術で有り、また、凡人でも出来る範囲の技術や鍛錬法を求めている。
この動画は、いつも、紹介しているS氏。46歳・未経験・入会5ヶ月目の鷲掴表裏の稽古風景だが、体捌きが十分に出来ている。
古術の鷲掴み等の手業は、元は、拍子取りから派生している。だから、この体捌きが出来ると、短刀取りの体捌きも出来ることになる。また、最悪の場合。自ら得物を使わざるを得ない時にも、この体捌きが、そのまま使える。
豊前福光派古術は、得物・体術を含む日本伝総合護身武芸であるから、<一即多・多即一>が奥義だ。
<一神は、万神を生じ、万神は一神に帰一する。>これが、古術の術理・言振の奥義である。
5ヶ月で、こんなに体捌きが出来るようになるとは思っていなかったので、実に嬉しい。
凡夫のための護身をやりたいと思っている人がいたら、我々と一緒に稽古しませんかと呼びかけたい。気になったら、一度無料体験入門することを勧めています。
風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。