https://www.youtube.com/watch?v=TrO3HHzeIj0
BreakingDown:主なルール。
1R1分。延長30秒。寝技10秒。オープンフィンガーだが、アマチュアのは、12オンスくらいなのか、そこそこ、厚く見える。
顔面への肘・膝なし。プロでも、3試合以下の経歴なら出れるらしい。
私は、ケージの試合は、昔の剣闘士による凄惨な殺し合い・見世物を連想するので、あまり、賛成できなかったが、実戦では、壁や塀に押し込まれると言うことは、現代の日本では、むしろ普通の状況かも知れないから、ケージの試合も有りかなと思うようになった。
最も、アマでも、TOPレベルの試合ではと言うことになるが。
しかし、さすが、ストリートファイトの修羅場をかいくぐり、かつ、プロとしても、TOPに上り詰めた、朝倉選手ならではの発想なんだと思うと、このルールのリアリティが増す。
これが、流行ると、空道・アマシューティングと並ぶ、日本三大武道・武術・格闘技のテッペン・タイトルになることは間違いないだろう。
日本拳法道ルールは、母体である日本拳法と空道の中間点のようなルールだが、この
<BreakingDown>にも、かなり近い。特に寝技10秒と言うのが、我々としては、近似値を感じる。
風門は、<大人のための護身教室>と銘を打って活動しているが、若い人や少年を拒否しているわけではない。単に、入ってこないというだけだ。
日本拳法道のレベルが上がって、いつか、こういう試合に出る選手を育ててみたい。あるいは、関係者としてセコンドにつきたい。
そう思うだけでも夢が広がる。
そう、夢が大事なのだ。空道が、国体競技になるかも知れないという話しも聞いている。我々、風門館に取って、空道はレベル7である。アマチュアとしては最高峰だと思っている。
ただし、一般社会人のための護身・競技と考えるとやはり、胴有りの日本拳法道ルールの方が、より裾野は広くなると思っている。
かって、私が、真武館の全日本に出た頃は、東の北斗旗・西の真武館と呼ばれていた。
我々のような凡夫にとって、真武館の全日本に出ることは、ある意味究極だった。
風門館のレベル7とは、かっての真武館や北斗旗ルールを想定している。
レベル5である日本拳法道ルールから始まって、レベル6である、グローブ空手やアマキックを経験して、レベル7である北斗旗やアマシューティング。
そして、この<BreakingDown>
そういう階段を踏んでプロになるものがいたら、我々の誉れであろう。
現在は、レベル5である日本拳法道福岡武道館に選手を送るのさえ、ぎりぎりの現状だが、私程度でも、真武館の全日本まで至った。
だから、出るだけ・出ても怪我をせずに無事帰還することだけなら不可能ではないと断言できる。
菊野先生を始め、朝倉選手など、TOPの人たちが場を設定してくれる。そういう夢の場があるから、我々のような凡夫も夢を見ることが出来る。
その夢を見ることが、明日の稽古へ向かわせる力となるのもこの世のリアルなのである。
最後になるが、よく試合直後にユーチューブに公開したなと思う。しかし、その英断が、これからは大切なのでは内だろうか?