日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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なぜ、風門館は、ボビナムに関心があるのか?その2

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https://www.youtube.com/watch?v=uCD1yC8pniw

 

現在、風門館の平均年齢は、49歳である。稽古自体は、年齢に関係なく出来るので、特に困るわけではない。

 

しかし、競技となると、話しは別になる。

 

日本拳法道ルールは、<安全に他流試合ができる。>というのが売りだが、安全と言っても、あくまでも、他の過酷なルールに比べれば、安全と言ってるだけで、競技としては、アマでは、けっこうきつい部類に入るのではないか?

 

となると、何歳まで試合に出して良いものか?判断に迷うところがある。

 

風門館では、私が、41歳になる2週間前、アマKBのリングを最後に引退したので、40歳定年制を敷いている。無論、出たい人が出る分には、かまわないのだが、私としては、40過ぎの人には、競技は推奨していない。

 

だが、ここで、問題になるのが、では、40過ぎの人の晴れの舞台は必要ないのかと言うことだ。

 

私のように、15本トーナメントに出て、44戦、公式戦を闘えば、もう晴れの舞台は、審判でいいという気分なのだが、40代で入門してきた人たちはどうなんだろうと考えてしまう。

 

やはり、晴れの舞台は欲しいのではないだろうか?

 

日本拳法道は特に首への負担が大きいので、競技には、40過ぎの人はあまり出したくないのが、私の本音だ。

 

しかし、日本拳法道の形は、実用的だが、見た目は地味で、演武向きではない。古術の演武と言う手もあるが、これも、競技に使うために稽古している手が大半で、見た目は地味だ。

 

だから、ボビナムの形競技には多いに関心を持っている。形競技であれば、50代でも、60代でも参加できるだろう。

 

今回、実際に第10回全日本大会を見てきたが、雰囲気もアットホームで、見ていて、楽しかった。

 

しかし、遊び半分かというとそこは違う。元々、白兵戦用に開発されてきた経緯があるので、技のあちこちに恐ろしいくらいの実戦性を隠し持っている。そこが、魅力的だった。

 

今後、どうなるのか分からないが、ボビナムのいいところは、ON LINEの教室が、月々2000円であることだ。

 

しかも、芦屋の九州総本部。福津町教室。久山のタフス道場と、筑豊から車で40~50分程度の場所に、リアル教室がある。ZOOMとリアルを併用すれば、遠方でも、稽古が可能だ。

 

私の仕事は、後に続く者に道を残して置くことだ。50代・60代でも形試合のできる場所があることを示しておく。それが、仕事だと思っている。

 

今の所、風門の拳法と古術でも消化しきれないという声が多数なので、ボビナム導入は、無理が出来ない。

 

元々、日本拳法道を教えると言って集めてるので、その約束は守らなければならない。だが、やがて誰も老いる。50代後半くらいからは、ボビナムをやりたいという人間も出てくるかも知れない。その時は、千手丸氏が、中心となって、別の時間帯で、ボビナム専用の稽古をするのがベストだろう。

 

風門がボビナムを導入するのでは無く、かって、私が、田川に合気道日本拳法道を持ち込んだように、ボビナム田川同好会という形で、スタートするのがよいと思っている。

 

未来は分からないが、一つの山の登り口を示しておくことは大事なことだと考えている。