https://www.youtube.com/watch?v=N6G0py8C4Vs
実は、この、豊富な対人組手形に関心がある。50代以降の人の試合参加の場と考えると、ボビナムの技と、風門の技は、喧嘩をしない。
風門館は、日本拳法道と福光流古術の技で、出来ている。この風門スタイルと、技の理論が全く違う流派の場合。混乱し、取り入れることはできない。
しかし、ボビナムの技なら、まず、喧嘩にならない。
となると、50代以降の人の晴れの場として、こういう、連続して技を繰り出す組形があるのは、魅力的だ。
演出的には、派手に見えるが、手業そのものは、白兵戦用に開発されてきただけあって、非常に実用的に出来ている。
なるほどと思う手業が多い。特に、相手を転がすことに関しては、長けた流儀だ。
以上。私の目から見たボビナムの魅力について、3回にわたり語ってきた。
後は、どうするのかは、会員・門人・門中諸氏の意見に従う。
今のところ、最近、入ったトライアルコースや、黒帯以前の人には、これ以上は、一杯一杯で無理だろうが、黒帯を取り、50歳を越えて、晴れの舞台が欲しい人には、一つのチャンスなのではないだろうか?
山の登り口は、無数にある。その登り口の一つを示すのが、先達の仕事だと考えている。
こういう道もある。こういう場もある。それを知ることで、長く武の道を続けられるなら、それが、護身実用としても、最大の結果を生むことになる。