令和2年10月25日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。
行者:千手丸氏・千木丸氏。
稽古内容。体術総合。
千手丸氏累計:26R
本日。日本ボビナム協会の主席師範であるマスター・フゴとタフス道場のM師範が、来館されて、ボビナムのルールや、システムなど、詳細に伺った。
風門館は、今後も日本拳法道と福光流を主にすることに変わりは無いが、壮年や女性のためにも、出られる大会の場は、あってほしいと常々考えていた。
その場合。ボビナムは魅力的磁場となる。
型の大会は、魅力がある。また、ボビナムの組み手競技の部のルールも、風門に取って、差し障りが無い。
今後、日本で普及した場合。県大会・九州大会と開かれれば、若い選手がいれば、出してみたい。
ボビナムは、日本では、まだ、一般的に、知られていないが、今後、普及すると思う。既に世界規模の展開をしているわけであるから、世界につながっていると言うのも魅力的だ。
風門のあり方としては、KBやMMAのプロを目指すより、ボビナムで世界を狙うという展開の方が、同じ見る夢ならしっくりくる。
私個人は、日本拳法道と古術で手一杯であるから、ボビナムのことは、千手丸氏にまかせようと思っている。
千手丸氏も、日本拳法道・福光流とは、別の一つを学ぶのも良いのでは無いかと思う。先々指導者になった場合。技の引き出しの多さは必要だ。また、他武術を学ぶことで、新たな発見もあろうし、別の角度から、日本拳法道や福光流を見る視点も必要な時期なのかも知れない。
そう言えば、千手丸氏は、「拳児」が好きだと言っていたのを思い出す。
私も、愛読した一人だが、「人は、必要なときに必要な師と出会う」というような、くだりがあったはずだ。
私の一生も、そういう部分があった。そして、31の時に、日本拳法道に辿り着き、そのまま、31年間。居続けている。そして、40代の末に、本格的に古術に回帰し、日本拳法道と古術の両輪が自分の理想だと確信し、現在の風門館に再編して、活動を続けている。
色々な流派で学び、色々な師匠についた。その、修行の時間が、どれ一つ無駄になっていない。
千手丸氏も、考えてみれば、28で、私の門下に入り、そこから行動をともにする間に、色々な流派の師範方と出会い、いろいろな技を学んだ。
けっこう、「拳児」に近いことをやっていると言えなくも無い。
武縁と言う。縁があるならば、そうなるだろうし、千手丸氏が決めれば良いことだと思っている。
今のところ、40歳以上しかいない風門で、世界も何もあったもんではないが、日本拳法道とは別の大会。それも世界へつながる大会と繋がることは悪いことでは無い。
人が生きていくためには、夢が必要だ。同じように、風門にも夢がいる。いつか世界へ。そういう夢に繋がっていくのも悪くない話しだと感じている。