今時、俺の住む豊前香春でも、自家栽培の芋づるの皮をむいて食べる家は、ほぼ皆無では無いかと思う。
道の駅には、皮をむいた芋づるが売っているので、消費者はいるんだろうが、自家栽培の芋づるを皮をむき食べるというのは、流行らない。
都会の人間は、勘違いしているが、実は、田舎者は、田舎くさいことが嫌いだ。特に、現代の飽食の時代。自家栽培した芋のつるをわざわざ取って、皮をむき、食す。
間違いなく、少数派だ。
この、芋づるの皮をむくという作業が大変で、すごく、貧しい感じがする。実は、そこがいい。
かって、日本が貧しかった時代に思いを馳せながら、一本、一本、丁寧に皮をむいていく。その作業の大変なこと。
そういう時、BGMに、<昭和かれすすき>を流す。これが、また、貧しさの雰囲気をより、醸し出して。いい。
貧しさに負けたあ~~。いいえ、世間に負けええ。たあああ~。
これを、買ったばかりのネット接続TV。のユーチューブで聞きながら、作業するのがいい。昔は、こんな芋のつるが貴重だったと言う母親の話を聞きながら、ひたすら皮をむくのも味わい深い。
その労力がいい。
こういうことを書くと、すぐに、各種政党だか、宗教団体関係者からの勧誘?コメント的な、あるいは、妙な同情コメントが入って来て、うっとおしいのが。今のSNS的な時代の特徴だ。
同情無用。そこまで、困窮していません。と書いておこう。
実は、美味いから、皮をむいている。この芋の煮付けで飲む、焼酎が最高の贅沢。
自分で、育て、皮をむき、一年の暑さ、腰の痛さ、そういう、世の中的に誰も知らないちっちぇい。エピソードにくるまれながら、芋のつるを食し、芋焼酎を飲む。
その最高の贅沢のために、今日も、内職している。
BGMを聞きながら、写真を見てください。臨場感があります。ちなみに、スマホでもできます。昨日、発見しました。