日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館護身体術。鷲掴片羽取。田川郡福智町武道館。令和3年8月1日。

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https://www.youtube.com/watch?v=Oj-MJdkOAP4

 

豊前福光派古術は、元来、当身を得意とする流儀だ。この場合の当身とは、自ら放つ打拳体術のみで無く、相手の当身への対処の仕方も含めて、当身と称している。

 

概ね、短刀取りの手業の応用・変化が多く、明治以降、西洋拳闘や沖縄空手の本土普及とともに、より一層研究されてきた経緯がある。

 

これなども、短刀による突きへの対処の変化であるが、入り口が巧妙に工夫されている。

 

風門館では、古伝の福光流をそのまま教えるとなると、礼法が煩雑であったり、また、無構えからの、攻防となるため、現代人には、受け入れがたい部分も多い。

 

そこで、古術の手業を、今様(現代風に)にバージョンアップしたものも、風門館護身体術として、教伝している。このやり方そのものが、古術の本義でもある。

 

また、素手体術としての風門館護身体術を学べば、そのまま、短刀取りへと応用変化ができる。基本が出来ていれば、口伝を受けるだけで、手業そのものの修得は早い。そこも、この護身体術の狙いでもある。

 

鎌倉古流豊前伝福光派は、私を最後に絶流となるかも知れないが、風門館の中に、その文化や手業の幾ばくかが、残れば、祖先の遺徳を顕彰することになるであろう。それが、生き甲斐で、私は、稽古を続け、手業を残す努力を惜しまないのである。