第6回「風門祭」日本拳法道錬成大会。一般無差別級・準決勝戦 唐武会熊本道場VS雷電流。
https://www.youtube.com/watch?v=aWoHtHfw7NA&t=29s
令和2年12月20日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。
行者:千手丸氏・千木丸氏 顧問:雷電師範。
稽古内容 体術総合
護身:手捌五法・胸取5種
掻取:袈裟蜘蛛・白拍子取表裏・袈裟締
当身:合掌取り。弓月。回し蹴り防御。歩法四方八方・開き足。
雷電流:中心力披露
風門館は、本日が稽古納め。
今年も色んな事がありすぎて、短くまとめることは出来ない。
今日も、二時間。よくこんな詰めこんだなというくらい、多種多様な稽古をした。
護身・寝技・歩法・体捌き・応用
乱取りで乱れた技を正し、修正する。不足を補い。新しい技を学ぶ。この冬場の稽古は、春からのシーズンに備えて、非常に重要となる。
特筆すべき点のみ書く。
千手丸氏:右のフックをどう生かすか?ショート・ロングとも上手くなっているので、ここからさらに被せ撃ちを修得させようと思っている。
これは、クロスカウンターだが、日本拳法道ルールでは、関節技にもなる。古術では、被せ打と言って、相手の肘を破壊する技としてあるが、こういうのは、あくまでも形だからできるのであって、乱取りや試合などでは使えないと思っていた。しかし、日本拳法の選手がこの被せ打を使って、相手を一瞬で破壊する場面を目撃し、実際にできるということを知った。
私は、やったことがないが、千手丸氏ならうまくいくとできるかも知れない。今年の課題の一つとして取り組みたい。
千木丸氏:来年の風門祭に、防具打撃のみのルールで試合を経験してもらおうと思っている。本人の同意を取ったので、それげ向けて、細かい技術指導をどんどん入れていく。もちえおん、打撃だけでは無く、投げ・寝技も徐々にUP・DATEする。本日は、初めて袈裟固めを稽古。柔道と違い、日本拳法道ルールでは、押さえ込むだけでは勝ちにならない。関節2種・締め1種・袈裟から馬乗りへの移行など、基礎的な事を伝授。
最後に雷電流の中心力?を皆で経験。私は、以前から知っているので、驚きは無いのだが、千木丸氏は初めてなので驚きがあったと思う。
動画を見れば、やらせではないかと思うだろうが、全くやらせではない。風門館には、忖度して、技にかかるという文化がそもそもない。
2時間で詰め込んだが、楽しい2時間だった。
私は、この世の実相は波動だと考えている一人なので、この世で一番重視しているのは、波長が合うか合わないか。
職場などでは、波長が合わない顧客・上司・同僚・部下とも付き合わざるを得ない。これは、食うためには仕方が無いことだ。
しかし、道場は違う。風門は、ビジネスでやっているわけではないので、波長の合わない人間には、正直来て欲しくない。
しかし、それを、私の独善だと思ってもらっては困る。私は、この62年間の人生で、あまり人に嫌われる人間では無かったし、人を嫌いになったこともあまりない。
ただ、5%くらい、私が嫌いで、向こうも私を嫌うと言うパターンがあるが、そういう人間は、間違いなく、周囲から嫌われる人間であった。
そして、だいたい成功してない。だから、私は、波長の合わない人間とは無理をして付き合う気など無い。時間の無駄だからだ。
道場は、波長の合う人間同士が集まり、互いに同じ周波数で普段のノイズでささくれだった心を癒やす場所でもある。
身体の健康は、まずは心の健康から始まる。デジタルな人工的音波に囲まれ、ノイジーな環境に暮らす現代人は、体型以前に、心を癒やす時間が必要だ。
体脂肪率がいくら低くても、それが唯一の自分の武器として、やたら人にマウントを取りたがるノイジーな人間は、それ以外の競争社会における負け組であることが多い。故に、人を妬み・嫉む。そして、常にノイズを発生する。
嫌われるだろう。普通に。
稽古が終わって、笑顔で別れる。当たり前のようだが、それができない人間が、けっこういるのが残念ながら、この世のリアルでもある。
勝ち負けしかない。常に人と競争する。本業ならそれもありだろうが、趣味の世界でそれはない。
讃え合えば良い。骨身を削って鍛錬している。それを讃え合えば良い。風門は、今後もそうやって活動していく。
防具式総合武道日本拳法道連盟風門館では、選手希望者を募集しています。経験の有無を問いません。40歳以下で、このルールで試合をしてみたいと言う人は、風門館事務局に連絡ください。