https://www.youtube.com/watch?v=ikANpKqQTG4
令和3年5月9日。日曜日。午前の部。晴れ。於田川郡福智町武道館。
行者:常磐丸氏・千木丸氏・A氏・C氏。顧問:雷電流・雷電師範。
稽古内容:体術総合・体術護身
課題。ハイを打てる股関節の柔軟さを取り戻す。
組討:一本目・腰車、二本目・鉢返・鉢落
当身受返
風門館羽手拳法:一本目~三本目。襷:面3連・左右下段。蹴足:後蹴
サンドバック円懸かり稽古。三〇秒×3
鍛錬手合L1.5。千木丸氏&A氏。九〇秒
鍛錬手合L2 常磐丸氏&千木丸氏、常磐丸氏&C氏、千木丸氏&C氏。
昨日も、稽古は順調。最近の課題は、股関節の柔軟性。今や風門館の平均年齢が、50歳と言う現状を鑑みれば、身体の柔軟性、特に、股関節の柔軟性は、必要かなと考え、ハイキックを打てるための身体作りをしている。
実戦では、臍から上は蹴らないと言われるが、蹴れて、蹴らないのと、蹴れないから蹴らないのは、違うと思う。そこで、股関節をとにかく、柔らかくするためのメニューを重点的に組んでいる。
目指せハイキック親父。これが当面の課題だ。
次に、一度体験入門した、C氏が、参加。フルコン・ボクシングなどの経験もあるとのことで、すんあり、稽古に入れた。先週は、B氏が参加。ここに来て、ようやく風門の謳う、<大人のための護身教室>の意味も広がりつつあるようで、手応えを感じている。
最後に、冒頭動画のA氏について。
昨年、7月に体験入門をして、その後、月1~2回のペースで参加していてる。その時が、53歳。合気道で茶帯の経験があるとのことだったが、打撃経験は0。
正直言うと、過去800程教えたが、53歳。打撃経験0は、初めてのケースだった。
ただ、風門に入った動機が、<恐怖心の克服>と、即座に答えたので、興味が湧いた。過去、色々な人間を教えたが、入門の動機を真っ直ぐに答えられない人間は、長続きしない。ということは分かっている。
また、入門の動機がはっきりしているとこちらとしても、メニューが組みやすい。
基本もまだ、出来ていないし、体中緊張しまくって、ガチガチになるのだが、ゆっくりと、本人のペースで、稽古を継続している。
昨日は、千木丸氏と90秒。面スキンタッチ・首から下は、着胴ライトコンタクトの鍛錬手合L1.5で執らせたが、いい動きになっていて、感動した。
いくら防具付きとは言え、日本拳法道ルールは、元来荒っぽい。防具の無いMMAに比べたら、安全だと宣伝しているだけで、やってみると思う以上にえげつないルールなので、だいたい、初段取る前にやめていく。
今は、40歳以上には、無理をさせないと言う方針なので、年齢に関わらず、昇級・昇段はできるのだが、動きの正確さ・形の良さは当然求められる。
A氏。やはり、稽古の数だけの動きになっているので、指導者としても、こういう場面が一番嬉しい。
目的通り、ゆっくり、着実に、恐怖心を克服していけるよう。今後も、適切なメニューを組んでいくつもりだ。