私は、日本派ブルーオーシャン三割説を連日唱えている。
その根拠はと言われるが、それは、私自身の皮膚感覚から来ている。
しかし、それは曖昧だろうか?
姿を表したときには、既に大海で有り、ブルーではなく。恐らく怒りのレッドオーシャンとなっているだろう。
しかし、その皮膚感覚を傍証する事例は、いくつか上がっている。
その一つが、この映画だ。
商売人は、売れない物は作らない。
売れると思うかから、作るのだ。即ち、そこに需要がある。
それが、まさしくブルーオーシャンが実在している証拠では無いか。
数字しか、信じない者は、この興行成績を見るといい。
ちなみに、映画の怖いところは、劇場だけで終わらないところだ。
DVDで買うもの。さらに、レンタルで借りる者。
それ以前に、こうやって、三島由紀夫の肉声が、言霊がユーチューブで流れ、日本人の心を揺さぶる。
腹を切ることで、自らの殉死を、言霊に肉付けし、半世紀後のカルタゴ化した日本人に届ける。
まさか、そこまでの計算が在ったとは、思えないが、天才三島烈士ならあり得ると思う。
今まさに、我が国は、国体の危機に瀕している。
その時に、三島烈士の肉声が再び蘇る。
これは、偶然か?私は、時代が呼んだと思っている。
日本のカルタゴ化を半世紀前に既に危惧し、日本という精神の共同体を守るために殉死した男の清冽な言霊が、今や、日本中にあふれかえっている。
やはり、日の本は、神国だと思う所以である。