風門館護身体術。双羽取・見栄取 田川郡福智町武道館 2020・2・2
https://www.youtube.com/watch?v=uoLd-s84A3w
令和二年如月2日。午前の部。晴れ。福智町武道館
顧問:宮崎宗範・雷電師範。
稽古内容 体術総合・体術護身
基礎体・双羽取・見栄取・風門館当身拳法素振12箇条・日本拳法道形
サンドバック・キックミット
アマキックルール2分3R
陰惨な事件が多い。つい先日、高齢の女性を中学生が金槌で殺傷するという事件が起きた。理由が、人を殺したいから。信じがたい話しだが、常に世の中には、一定数の狂人がいるこも確かだ。
こういうニュースがあったとき、風門では,対武器の訓練をする。付け焼き刃名感じを受けるだろうが、そうでもない。結局、普段、競技用に稽古している技の応用で有り、原理は同じだからだ。
また、実際使えるのか?と言う疑問も私自身抱いているが、では、どうやって確かめるのか?まさか、路上で確かめろとという馬鹿はいないだろう。使えるか使えないか、分からないなら無駄だというなら、国防は全て無駄になる。
万が一の際、無抵抗で、殺されるか?抵抗して殺されるかだと、私は迷わず後者を選ぶ。そもそも、無抵抗で殺されてもいい人は、武術などする必要も無いだろう。そういう意味で言うと保険に入る必要も無いし、老後2000万問題も考えなくて良いのでは無いか?
そして、護身の話になると、危ない所には行かないとか、私なら逃げますけどね。としたり顔でいう人間がいる。風門とは、護身における概念が違う。謝ってすむなら謝ればいい。逃げてすむなら逃げればいい。では、妻や子供を置いて逃げるのか?風門の護身というのは、どうにも、闘わざるを得ない場合を想定している。
その際、無抵抗で一家全滅するのか?子供を逃がす時間を確保するために、立ち向かうのか?我々の護身とはそう意味合いで使っている。
もともと、古術福光派は、万が一の際、女・子供を逃がす時間を稼ぐために、最悪、一番年寄りから、相打ちに持ち込むという必死必勝の教えが原理にある。
そういう考え方から、鍛えていく。それが、福光流の本質で有り、故に<家守の芸>を名乗った。家を守るというのは激烈なのである。
ちなみに、この銃の時代に、護身とかとか言う愚かな人間にも出会ったが、言ってる意味が分かってるのだろうか?
短銃を保持していあたら、それだけで、銃刀法違反で、リーマンは、懲戒免職だ。普通に考えれば分かることを平然と言えるのは、世の中が平和な証拠だが、最近、意味不明の殺傷事件が多いのも、事実である。
万が一の際には、慌てないことと言うが、間違いなく慌てる。想定外も多い。しかし、何も考えずに山を登るより、万が一を想定して登る方が、より確率は安全と考える。それが、風門的な考え方だ。
前置きが長くなったが、現在、風門館では、福光流の古式とも言えず、日本拳法道とも言えない、護身技は、風門館護身体術として編成している最中である。
ベースは古術。それに日本拳法道を始め、各種武道の技術や我々風門の30年に渡る他流試合経験などから、汎用性と再現性・実用性に優れた技を風門館護身体術としてまとめているところである。
何事も無く、平凡に生き、平凡に死んでいく。それが当たり前だが、万が一の際に備えて、週一回訓練に励む。それが風門Lifeだ。