風門館徒然。サンドバック・対面稽古。田川郡福智町武道館。2020・2・9
https://www.youtube.com/watch?v=BFXpRw30Y0M
令和二年如月9日。午前の部。晴れ。福智町武道館
行者:木霊丸氏・千手丸氏・常磐丸氏・K氏
顧問:宮崎宗範
稽古内容 体術総合・体術護身
基礎体・
双羽取大外掛・双派受拉取・見栄受拉取・肩担
風門館当身拳法素振12箇条
受け返し稽古
上受け・下受け・流し受け・掬い受け・押し受け。ブロック4種。
対面サンドバック・対面シャドー。
12月初旬だった頃だろうか?Kさんと言う45歳の人が、入ってきた。子供の頃、空手をやっていたと言うことだが、自分の流派をよく分かっていないらしい。
恐らく、松濤館の系統ではないかと思うが、私にも、わからない。
風門では、新人が入ると全員その新人に会わせたメニューを行う。それを通して、全員が基礎を反復するわけである。
今日も、前半は、金槌など鈍器に対する護身技を4種。全員で稽古。
後半は、当て身なのだが、素振りをしっかりやって、そこからは、受け返し稽古に入る。
昇段審査が、7月15日に伸びたため、おかげで形をゆっくりやる余裕が出来た。
受け返し稽古の中に形を落とし込む。今日は、5種落とし込んだ。日本拳法道形は、技術型で有り、鍛錬型では無い。
だから、形がそのまま、競技でも、護身実用でも使える。風門の打撃技術は、日本拳法道形が主軸である。
この形を、普段は、受け返し稽古で練りまくって、他流試合に臨む。
Kさんんにとっては、どんどん初めての世界が繰り広げられる。それを見るのが楽しい。
子供の頃に空手をやったが、やり残した感があるという。風門の門を叩くのも勇気がいったと思う。大人のための護身教室を謳い、ゆるさを売り物にしているが、けっこう激烈な面も持っている。
45歳という年齢は、悩むところだったろうが、護身は、いくつになっても必要だ。そして、武道をやりきらずに、老いを向かえる時、心の中に空白があるとするなら、風門で埋めればよい。
我々は、そういう人の手助けをしたいと願っている。