https://www.youtube.com/watch?v=xW3TxU4sUAE&t=41s
https://www.youtube.com/watch?v=87k1vO30Ehk
仕事の関係で、筆が進まず、やっと、書く気になれたが、既に令和二年。しかし、令和元年10月の試合が、今でも鮮やかに蘇ってくる。
エボルート小倉の新星。柏木千選手の勝ち方は、あまりにも鮮やかだった。しかも、柏木選手168CM・65Kで、あえて、重量級を選択。そこを勝って、この無差別決勝に臨んだ。
対する風門館平木選手。175CM・75K。平木選手もプロ志望なだけあて、決して弱い選手ではない。北部九州で行われている打撃・総合・柔術のオープントーナメントに出まくってる。そして、そこそこの実績を持つ。
しかし、柏木選手、実は、ものすごい経歴の持ち主で、ほぼセミプロ
とは聞いていたが、やはり、プロに近い男は動きが違うと思った。
<柔よく剛を制す・小よく大を制す> 口で言うのは簡単だが、現実は簡単ではない。
しかし、実力があれば、それが出来るという可能性を示してくれたのが柏木選手である。これを目の前で現実として見られたことの成果は大きい。
しかも、勝ち方が鮮やか。これが、最新のMMAスタイルなのかと私など感慨深いところがあった。
日本拳法道ルールでは、転がして押さえ込み、面への空撃を取ることが一番有効な手だてなのだが、それを最も有効に使ったのが柏木選手なのである。
よく、寝技10秒制限は、寝技系には不利だという人がいるが、そんなことはない。寝技の達者は、10秒あれば、仕留めることが出来る。
平木選手も柔道二段。ブラジリアン青帯だから寝技素人の打撃屋ではない。その平木選手をピン止めして、空撃4Pで一本勝ち。鮮やかだった。
風門祭の勝ち方の一つの典型を示してくれた柏木選手に謝意を述べたい。
また、両名ともプロ志望である。風門祭で闘った男たちの中からプロが出れば、こんな嬉しいことはない。二人の健闘を讃える。
風門館 福光雲母 拝。