https://www.youtube.com/watch?v=-K17v4QKxyc&t=14s
<隗より始めよ。>と言う故事成語がある。今回の風門祭を振り返りながら、この言葉が思い浮かんだ。
風門館平木選手。プロ志望である。修斗のプロになることを夢見て、日々、錬磨している。もちろん、風門だけで、プロになりたいと言ったら、頭がおかしいのかとはっきり言うが、彼は、かけもちである。
私は、本人が言わないことは、基本。聞かないことにしているので、詳しいことは分からないが、ほぼ連日稽古しており、日曜日は、九州のアマの大会にフルで出ている。
だから、なおのこと。厳しいようだが、<隗より始めよ。>と言いたくなる。
風門祭のような、地方のアマの大会でぐずぐずしているようでは、プロにはなれない。
まずは、風門祭で優勝すること。日本拳法道福岡武道館を落とすこと。
それなしに、プロはあり得ないだろう。プロの世界は、厳しい。
そういう点を今後指導してゆきたい。
この試合を見てもらえれば分かるが、打撃では、完全にエボルート小倉ジムの小田選手に押されている。小田選手が、いくら打撃のスペシャリストとは言え、あくまでもアマである。しかも、小田選手65K。平木選手75K。
体重差10K。年齢差15歳くらいか?
更に、投げ有り・寝技10秒とは言え、本来平木選手の土俵であるはずだ。
そこで、もたついている。それで、プロはない。私は、彼の夢を否定している訳ではない。むしろ応援している。
だからこそ、まずは、風門祭での厳しい勝ち方を要求する。
しかし、小田選手の打撃は切れがあった。打撃だけなら、今大会一ではないだろうか。さすがKBなどの打撃経験が長いだけのことはある。
こういうモデルを見ることで若い選手は伸びる。小田選手の技の切れに敬意を表したい。また、体重差10K。相手の土俵で闘う精神に感服する。
これが、意外とできそうでできない。エボルート小倉ジムの本当の怖さがそこにある。
プロ志望の若者に、よきモデルと出会う場を、風門祭が提供できたと言うことも誇らしい。
二人の健闘を讃える。2019・11・05 風門館 福光雲母拝。