風門館徒然 足組手 令和元年6月16日。in田川郡福智町武道館
https://www.youtube.com/watch?v=VxKo36Q448w
令和元年6月16日。日曜日。午前の部。晴れ。於田川郡福智町武道館。
行者:木霊丸氏・千手丸氏・常磐丸氏。
稽古内容 体術総合・体術古伝・得物護身
足技を中心とした受け返し 7種×10
足のみの限定組み手 1分1R×8
ミット蹴り:シャドーからの左右ロー・5種×10。スイッチミドル3種×10
古伝 鷲掴み・掛け回し
得物護身 福光流変手稽古
昨日は千手丸氏が仕事場で手を怪我したと言うことで、徹底的に足技のみの稽古。競技武道の恐いところは、怪我があろうと休み無く稽古せざるを得ないところ。
試合の日が決まっているので、逆算してスケジュールを組むのだが、当然、途中、常にアクシデントが起きる。
手を怪我したら足だけの稽古。足をやったら寝技だけ。手足もだめなら首だけとか、腹筋とか体幹の鍛錬。
これが競技武道の厳しさだ。少し調子が悪いからといって休んでいたら、稽古をする日など来ない。
これをやり遂げた者だけが、コートに上がることが出来る。
我々、草の根アマの予選は、試合当日までの稽古量で行われている。稽古量に自信がない者は、当然、試合には出ない。経験を積めば積むほどそうなる。
防具付きとは言え、フルMAX打撃可能。KO。カモンルールで他流試合オンパレーの日本拳法道の厳しさである。
手を怪我しても稽古に来て足組手に励む千手丸氏は、やはり草の根としては一流の域に達している。
また、こうして足技に特化する時間も実は重要だ。日本拳法道ルールは、寝技10秒制限以外、アマチュアとしては許される技が、ほぼ解禁と言う凄まじいルールなのである。
このルールに週1回2時間で対応しようと言うのだから、そもそも無理がある。
そこを時間で解決するというのが風門の解だ。
だから、普段の稽古もどうしても総花的になりがちなので、こういう特化型の機会は機会で徹底的に利用する。
この、勝負へのあくなく執着。工夫。努力。根気力。精神力。
こいうものが競技武道の必然的に産まれる怖さではないかと愚考する。