万葉の里。豊前香春鏡山に坐ます鏡山神社。
神社は、風水的に言えば、竜穴にあたる。大地の気脈の吹き上げるスポットである。
人体で言えばつぼである。ここが詰まるとき、大地の気脈も詰まる。そこを踏むこと。
それは、いわば、指圧と同じことである。神が忘れらるとは、竜穴が詰まると言うことである。踏まねばならない。人が訪れなければならない。神と人と、山川草木が、ひとしく天と地の間に存した時代。それを、取り戻すこと。それが、風門の志でもある。
山駆けの行を重んじ、棒太刀を裂帛の気合いで打ち鳴らす。魔を除き、厄を祓う行。
五穀豊穣・天下泰平・家内安全・病気平癒を祈る行。
芸法鍛錬がそのまま、神事であり、祭事ともなり、祈りの行法ともなっている。
豊前福光派古術とは、極めて神道的な修験道という雰囲気を持っている。
写真提供 「おやじの魅力」のおやじさん。<http://blogs.yahoo.co.jp/yasu1233jp>