日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館。女性のための護身教室。新年稽古始め。女子部Aさん。マスク付きマススパー初参戦。田川郡福智町武道館。2023・1・8

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https://www.youtube.com/shorts/pbys2L44M74

 

令和5年1月8日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・常磐丸氏・A氏。

ゲスト Y師範。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

豊前福光派古術素手第二法 取手 拍子取り(奥伝) 天秤・大被

豊前福光派古術素手第三法 組討 

基本コース 腰車・鉢返・鉢落・鉢回

選手コース 負車・大外刈・払車・横掛横捨身・膝付背負い

受け返し稽古 風門館基本7種×10

マススパー1分5R

鍛錬手合L3.5 2分2R

 

風門館は、本日より稽古始め。一応メンバー登録している者のうち、4名が、怪我・病気・仕事などで欠席。

 

社会人中心のサークルだから、常にメンバーの半数は、欠席というのが常態であるから、そこは織り込み済みだが、となると、やはり、後3人ほど新規の会員が欲しいところである。

 

稽古内容は、多岐に渡るので、全てを詳細に書き記すことは不可能であるし、第一、長い文章は、読まれない。

 

今年から、稽古の中で、特記事項をひとつだけ選んで書き記すスタイルにする。

 

女子部のAさんが、マスク付きのマススパーに初めて参加した。風門としては、画期的なことである。過去、女子も教えてきたが、マスク付きまで、いった成人女性は、25年ぶりくらいだろうか。

 

当人は、体を動かすことが目標とのことなので、もちろん、マススパーのみだが、マスク付きだと凜々しく感じる。

 

年齢・性別・各人の修練目的。それを把握した上でメニューを組むのが風門スタイルだ。

 

無理・無茶・無謀の三無なしが、風門の理想なので、今年も、再び、発気して私も含め武道修練の道を歩きたいと考えている。

 

達人とか、プロになりたいとかではなく、敷居の低い道場で、自分のペースで稽古したいという人には、風門は向いている。

 

年頭に当たって、各自の目標を再確認して、稽古始めとした。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。

風門館 大人のための護身教室 初心に帰る。

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https://www.youtube.com/watch?v=O3yT8oRo6F8

 

年も明け、俺は、何のために武道をやっているんだろうと年末から自問自答してきた。

 

ネットにいくら書き込んでも人は集まらないし、昨年11月に第7回風門祭を成し遂げ、盛り上がったら、直後に、怪我・仕事などで、一気に道場は壊滅状態。

 

ユーチューブに、動画を上げれば、どの程度のレベルか知らない人間から悪口雑言。

 

正直うんざりしている。

 

別に、全国的に有名になろうとか、そんな野心はさらさら無い。地元。田川・筑豊・北九州・行橋近辺の人で、稽古に来てくれる人を探すために、顔もさらし活動しているだけだ。

 

それも、6~7人。確実に週1回稽古に来てくれる人間を探している。

 

よその土地の、うんざりするようなコメントしか書けない人間など、こちからからお断りで有り、見て欲しくもないし、関わりたくもない。

 

それでも、知られるためには、ネットしか、活路を見いだせない。

 

いつも、前置きが長いが、私は、私自身の護身のために武道修練を続けている。役に立つかとか、立たないかとかは、私程度が考えても無駄なことも承知の上で稽古を細々と続けている。

 

何故なら、万が一の際、無抵抗で死ぬということが耐えられないからだ。

 

要は、それに尽きる。

 

乱取りは、日本拳法道で。得物は、福光流で。

 

それが、私の理想だ。そうすると、結局、警察の逮捕術に極めて近くなる。

 

だから、正解なのではないだろうか。

 

関東で、近所の人間から一家3人が、ハンマーで撲殺されるというニュースが新年早々TVで流れていた。

 

昨今、頭のおかしい人間による防ぎようのない事件が多発している。万が一の際、孫を置いて逃げるという選択肢は、私にはあり得ない。

 

福光党は、万が一の際には、老いた者から差し違え、若い人間を生かすことが優先された。

 

そのための、武道稽古修練である。

 

色々考えても、私の場合。そこに行き着く。

 

風門館は、私の理想を具現化するために、結成した道場である。世の中に理解されないのかも知れないが、私は、私のやりたいように稽古したい。

 

世の中には、必ず私と同類がいる。乱取り・競技は日本拳法道で。得物・護身は福光流で。

 

半世紀を越え、他流もそれなりに学んだ私の結論は、間違っていないと確信している。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。

 

 

 

 

 

風門館 2月の稽古日程。

令和4年度 第7回風門祭日本拳法道錬成大会 集合写真

風門館 2月の稽古日程。(予約済み)

 

2月5日。福山三段・唐拳杯(佐賀県・唐武会主催)出場のため休館。

 

2月12日 日曜日 福智町武道館 10:00~12:00 

 

2月19日 日曜日 福智町の行事のため、福智町武道館使用不可。

 

出稽古、もしくは、金田B&G・大任町B&Gなど検討中。

 

2月26日 日曜日 福智町武道館 10:00~12:00

 

福智町武道館(福岡県田川郡福智町金田1313番地1)

 

1レッスン制・700円。入会金なし。月1ペースでも歓迎。

 

見学自由・無料体験入門歓迎しています。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。

風門館 令和4年度 稽古納め 田川郡福智町武道館 12月25日。

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令和4年12月25日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・八咫丸氏・上羽丸氏。

ゲスト 雷電師範・Y師範。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

豊前福光派古術素手第二法 取手 拍子取り(奥伝) 背後・中羽根

豊前福光派古術素手第三法 組討 

基本コース 腰車・鉢返・鉢落・鉢回

選手コース 負車・大外刈・払車・横掛横捨身・膝付背負い

受け返し稽古 鎌掛け 各自フリー

マススパー1分3R

鍛錬手合L1.7 2分2R 

 

サンドバッグ撃ち込み フリー。

 

 

風門館徒然。冬の特別メニュー。5秒相撲からの10秒寝技。田川郡福智町武道館 2022・12・18

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https://www.youtube.com/shorts/zUIDBAZUWNs

 

風門館徒然。冬の特別メニュー。5秒相撲からの10秒寝技。

 

令和4年12月18日。日曜日。午前の部。積雪。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏。ゲスト:後藤流拳法Y師範。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

組討掛稽古 負車・大外刈・払車・横掛横捨身・膝付背負い

相撲乱取り稽古。5秒相撲からの10秒寝技

唐拳杯向け撃ち込み稽古 5種

サンドバッグ撃ち込み 重い突き30本・重い下段10本・中段10本。

 

怪我・仕事・病気などで、風門隊は壊滅寸前。そのため、交流のある団体に応援要請を出している。

 

これが、有名な、<風門SOS>

 

この日は、稽古の途中積雪状態となる悪天候の中。後藤流拳法のY師範が参加してくれて助かった。

 

昔の合戦なら、まさに<馳走>

 

護身だけなら、人数が少なくても良いのだが、来年2月5に、佐賀で、唐拳杯があるため、どうしてもスパーリングパートナーがいる。

 

いつまでも、自立できないのが、歯がゆいが、仕方が無い。他流頼みで、この急場をしのぐしかない。Y師範の応援は、感謝に堪えない。

 

流儀が違っても、こうやって交流できるのも、武道の良さだと言える。

 

内容は、大会向け。しかも、勝つことではなく、怪我をしないこと。他流試合における危ない技を延々と撃ち込み掛稽古する。

 

特に、危ないのが、膝付き背負いと大外なので、ひたすら、大会まで、これを繰り返す。今度の大会の最大の敵は、寒さだ。

 

千手丸氏も既に45歳。いかに体を柔らかくするか。同時に、大会当日、試合中のMAXの負荷に耐えられる筋力の維持・柔軟性。そこらあたりをメインに考えたメニューを組んでいる。

 

私も他流試合歴は長いし、また、門人を送り出した経験も長い。しかし、2月の頭という厳冬期の大会経験は無い。

 

それが、今大会の最大の難事だ。

 

33年間。何度も、こういう危機的な状況の中をしのいできた。塹壕の友情と言うが、共に、この戦場(いくさば)を駆け抜けたから、本当の意味の信頼関係が生まれる。

 

今週からは、木霊丸師範にも、動員をかけている。

 

大会の表面的な勝ち負けの結果にしか興味が無いのが、観客である。だが、我々は、見る側では無くやる側として、一人をコートに送り込む。そのため、他流派でさえ、協力してくれる。

 

その恩義を忘れない。人を大事にするとういうのは、されることばかり要求する人間には、絶対出来ない。苦しい時に助けられる。

 

だから、自分も人を大事にする。

 

競技武道の緊迫感が、そういう濃密な人間関係を紡ぎ出す。だから、この世界にまだいるのかも知れない。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。

 

 

 

常州下御供佐々楽 棒術 鎌棒

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https://www.youtube.com/watch?v=Jr6zN9xEzkM

 

常州下御供佐々楽 棒術 鎌棒

 

柄の長さは違うが、やはりあるもんだなと思った。江戸期の百姓の護身武器としては、長柄の鎌が一番実用的でかつ、普遍性が高い。

 

普通に考えたらそうなるんだが、案外とこの長柄の鎌を使う民俗武芸を見ない。

 

私の民俗武芸動画採集もなかなかのコレクションだと思う。

焼き捨てて日記の灰のこれだけか 種田山頭火 雑文。

 

肥後人吉駅前の種田山頭火の句碑より。

 

諦念・絶望・怒り・憤怒・失望・諦め

 

一体何があったのか?どんな状況で詠んだのか?背後の事情は知らないし、知らないまま、この句そのものを味わいたいという気分と、詠まれた状況を知りたい気分とない混ぜである。

 

俺も、死ぬときは、こんな気分なんだろうか?とつい思ってしまう。

 

まあ、しかし、やりたいことは、一通りやって、やり残したことと言うのが、ほぼない。

 

自分の理想・現実・力の限界・可能性。

 

若い頃やりたかったことも、形は変わったが、一通りやった。経済的に不自由しているわけでもないし、

 

考えてみれば、里山の自分の私有地から、ほぼ出ること無く、一日が終わり、鍬を打ちながら、やはり、古術の太刀構えは間違っていないとか考えながら日々を送っている。

 

さながら、昔の剣豪小説などに登場する、達人の晩年に近い暮らしをしている。こういう雰囲気に憧れていたら、達人にはなれなかったどころか、凡夫のままだが、雰囲気は掴まえている。

 

「この部屋から東京タワーは絶対に見えない」という世界観とは真逆だが、こちらの方が性に合っている。

 

無念さはある。執着もある。

 

自分の世界観が、受け入れられない現実に押しつぶされそうだが、かといって、変える気にもならない。

 

俺の死に際は、どうなるんだろう?やはり、この句のような、諦念と怒りで死ぬのか?

 

あるいは、満足して死ねるのか?

 

33年、闘ってきた。正直疲れてる部分はある。だが、諦め切れない気分もある。

 

風門ファイトと叫んだのが頂点で、翌週には、絶望の淵に落とされた。これを、33年間繰り返してきたから、またか、の一語に尽きる。

 

また、一からやりなおし。人集めから始めなければならない。

 

この人集めに一番時間と金がかかり、労多くして益少なし。なんだが、自分の世界観を守りたいなら、やらざるを得ない。

 

最後まで古術者であることに迷いは無いが、日本拳法道を守るのは疲れる。気分が落ち込んでいたが、過去、何度も絶滅の危機にひんしながら乗り切ってきた。

 

小なりと言えども、一国一城の主にさせてもらった恩は忘れがたい。嫌な思いもしたが、いい思いもした。

 

焼き捨てて日記の灰のこれだけか。

 

そういう最後になるのかも知れないが、また、一から仕切り直して、歩けるところまで歩くしかないだろう。