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風門館徒然。冬の特別メニュー。5秒相撲からの10秒寝技。田川郡福智町武道館 2022・12・18

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風門館徒然。冬の特別メニュー。5秒相撲からの10秒寝技。

 

令和4年12月18日。日曜日。午前の部。積雪。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏。ゲスト:後藤流拳法Y師範。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

組討掛稽古 負車・大外刈・払車・横掛横捨身・膝付背負い

相撲乱取り稽古。5秒相撲からの10秒寝技

唐拳杯向け撃ち込み稽古 5種

サンドバッグ撃ち込み 重い突き30本・重い下段10本・中段10本。

 

怪我・仕事・病気などで、風門隊は壊滅寸前。そのため、交流のある団体に応援要請を出している。

 

これが、有名な、<風門SOS>

 

この日は、稽古の途中積雪状態となる悪天候の中。後藤流拳法のY師範が参加してくれて助かった。

 

昔の合戦なら、まさに<馳走>

 

護身だけなら、人数が少なくても良いのだが、来年2月5に、佐賀で、唐拳杯があるため、どうしてもスパーリングパートナーがいる。

 

いつまでも、自立できないのが、歯がゆいが、仕方が無い。他流頼みで、この急場をしのぐしかない。Y師範の応援は、感謝に堪えない。

 

流儀が違っても、こうやって交流できるのも、武道の良さだと言える。

 

内容は、大会向け。しかも、勝つことではなく、怪我をしないこと。他流試合における危ない技を延々と撃ち込み掛稽古する。

 

特に、危ないのが、膝付き背負いと大外なので、ひたすら、大会まで、これを繰り返す。今度の大会の最大の敵は、寒さだ。

 

千手丸氏も既に45歳。いかに体を柔らかくするか。同時に、大会当日、試合中のMAXの負荷に耐えられる筋力の維持・柔軟性。そこらあたりをメインに考えたメニューを組んでいる。

 

私も他流試合歴は長いし、また、門人を送り出した経験も長い。しかし、2月の頭という厳冬期の大会経験は無い。

 

それが、今大会の最大の難事だ。

 

33年間。何度も、こういう危機的な状況の中をしのいできた。塹壕の友情と言うが、共に、この戦場(いくさば)を駆け抜けたから、本当の意味の信頼関係が生まれる。

 

今週からは、木霊丸師範にも、動員をかけている。

 

大会の表面的な勝ち負けの結果にしか興味が無いのが、観客である。だが、我々は、見る側では無くやる側として、一人をコートに送り込む。そのため、他流派でさえ、協力してくれる。

 

その恩義を忘れない。人を大事にするとういうのは、されることばかり要求する人間には、絶対出来ない。苦しい時に助けられる。

 

だから、自分も人を大事にする。

 

競技武道の緊迫感が、そういう濃密な人間関係を紡ぎ出す。だから、この世界にまだいるのかも知れない。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。