https://www.youtube.com/watch?v=qiGEpa4EQD0
風門館。<大人のための護身教室>とは何か?田川郡福智町武道館。2021・11・14。
風門館は、<大人のための護身教室>を謳って、活動している。
これは、単なる宣伝文句ではない。強者のための道場・ジムはいくらでもあるから、私のような弱者でも、続けられる修練システムを持った道場。しかし、護身実用を念頭において稽古する道場と言った、本来相矛盾する問題を私なりにバランスする道場を作りたいと思って、風門館の前進である、風門同志会を結成し、今日に至っている。
その、私の理想・理念が、最近、ようやく日の目を見るようになってきた。
40代、50代の新規会員が、少しずつ増え、私の理想を具現化してくれている。
例えば、サンドバッグ稽古が、そうだ。
私は、護身としてやるのか?競技としてやるのか?健康増進としてやるのか?ストレス解消としてやるのか?
どれでも、良いと指導している。
風門館のサンドッバグ稽古は、何秒、何セットやるのかも、各自が決める。また、その内容も上に書いている通り、各自の目標に沿って、各自で決めるスタイルを取っている。
具体的に言うと、基本は、40代が主力の風門にあっては、30秒×3セットが適当であろうと、そこを現在は基準に置いている。
しかし、初心者や、50代の人に、30秒はきつい。そういう時は、本人が、<15秒>でお願いします。といって、その秒数で行う。
本人の意志を最大限に尊重している。
だから、30秒×3セットでも、1セットは、競技用、1セットは護身用と各自自由に内容を決める。
打ち込み稽古に細かいことは言わない。
この動画の、R氏。46歳。ボクシング・フルコン系空手の経験がある。そういうベースの上に、風門の技術を学びながら、肘・膝・下段と言った、護身用の近接戦闘の打ち込み稽古をやる。
まさに、風門スタイル。
私は、こういう道場を作りたかった。
今、熱心に稽古に来ている4人の、キャリア・出身武道格闘技・目的は、それぞれ、バラバラだが、40代で、これだけ動けているという事実が重要なのだ。
昔取った杵柄より、今動いている事実。ここが、護身実用の際に私は、重要だと認識している。
その年齢・キャリア・本人の健康状態。結局、そういうものは、本人でしか分からない。だから、本人が決めたら良いと思っている。
人のために稽古している訳ではない。徹底的に、自分のために稽古する。
それが、風門スタイルである。
ちなみに、こういうことを書くと、何でも自由とはき違える人間が出るので。
風門館の最低限のルールは示しておく。
1道着を着る。
2日本拳法道連盟の昇級・昇段審査は必ず受ける。
入会金も取らない、1レッスン制。1回700円(うち200円は道場使用料)
にも関わらず、上の最低限のルールを拒否するなら、自分の好きなジムなりを探した方がいいだろう。
この2点以外、風門は、ざくばらんである。