https://www.youtube.com/watch?v=JCQLlasS4c4
令和3年6月20日。日曜。晴れ。午前の部。於豊前香春風門館本部道場。
稽古者:B氏。
稽古内容:体術総合
棒振り五法・玉石の行・風門館当て身拳法素振り12法・歩法・体捌き
ミット撃ち6種
野天での稽古の最後の日。コロナで、野天だけの稽古だったが、結局、6月休館したのは、一日のみだった。
今週からは、福智町武道館で、稽古再開。風門の場合。社会人しかいないので、当日、誰が来るのか読めないところがある。
今のところ一名参加なので、一人でも参加者があれば、そ人の応じたメニューで稽古を行う。
さて、B氏。現在50歳。ボクシング経験があるとのことで、アッパーなどは、さすがにと思わせる動きをする。蹴りもミドルは、細身ながら、威力がある。
日本拳法道は、打撃・投げ・関節・締め・寝技ありの総合武道であるから、手業のみのボクシングや、打撃のみのKBとは、また違った考え方・技術がある。
しかし、ボクシング経験がそのまま生かせるのが、日本拳法道乱取り競技法の良さである。
この日も、パンチから、ミドル。パンチからローへつなぐコンビネーションを時間をかけてやった。飲み込みが早いので、黒帯との稽古に混ざってやっても、打撃に関しては遜色ない。
最後に、冒頭の動画の紹介をしよう。これは、福光流に伝わる鍛錬法で<玉石之行>と呼ぶ。恐らくは、かっての力石鍛錬の名残であろうと思うが、全部で十二法あり、けっこう面白い。
現代のウエイトとは違い、局部鍛錬をしない。基本、全身で運ぶ。体幹・腕力・握力・腰・下半身・歩法を同時に鍛える。
今回の動画は、うちで所有しているうちの一番小さいやつで5Kくらいではないかと思うが、棒振りの後、更に、この玉石をやると2・3法やっただけで、全身が疲労する。
いずれこういう鍛錬も消えていくのであろうが、石さえあれば、場所も取らずに出来るので、けっこう便利だと思う。
高い金を払って、ジムでトレーニングした方が、気持ちは良いだろうが、自然の中で、金をかけずに鍛錬するのも一興である。
福光流を併修する風門館ならではの風景と我ながら満足している。