日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門之儀2020。「一歩踏み出す勇気のために」 対面シャドウ 大任町B&G 8月9日。


風門之儀2020。「一歩踏み出す勇気のために」 対面シャドウ in田川郡大任町B&G。8月9日。

 

https://www.youtube.com/watch?v=eC3y93-Go-8

 

令和2年8月9日。日曜日。午前の部。晴れ。大任町B&G
行者:千手丸氏・常磐丸氏・仁駈丸氏・童子丸氏・S君・A氏。
稽古内容 体術総合。

風門館当身拳法基本素振り12本

風門館護身体術 打払三種・羽根手

豊前福光派古術素手第三法組討 1本目:腰車、2本目:鉢返・鉢落  

受け返し。ブロック・パリー・上受けなど。レベルに応じて四種。

着胴蹴込み稽古受け返し稽古:左右直横蹴・後蹴。
対面シャドウ A氏VS仁駈丸氏。
鍛錬手合L3 千手丸氏・童子丸氏1R。
S少年スパー2R。VS常磐丸氏。

 

千手丸氏合計13R

 

今日は、体験入門が、一人あった。どこで知ったのか気になるところなので、尋ねたとこころ、やはり、ネットの検索で見たとのことだった。問題は、その検索で、何がヒットしたのかを知りたいのだが、そこは分かってないとのことだった。風門は、ネットは7チャンネル展開している。そのどれがヒットしているのか知りたいところだ。

 

体験したからと言って、即、入門とはいかないが、まずは、認知されること。そして、体験してもらうこと。そこが、大事だと思っている。

 

本題に入ろう。7月頃だったかに、入門したAさん。動機・目的が、「恐怖心の克服」と答えた。年齢50過ぎ。合気道の経験があるそうだが、有段では無い。

 

しかし、その動機は、私にはよくわかる。また、その動機が明快だから、目標も立てやすいし、メニューも組みやすい。そういう目標のはっきりしている人を風門は歓迎する。

 

また、仁駈丸氏。古い門中である。古術の目録・初段を允可している。普段は、ボクシングに行っているので、風門の稽古には、OB的に参加するが、風門館は、月謝制を取っていないので、そういう参加のあり方も全く。<無問題>

 

彼も、膝の手術をし、蹴り技は、一切使えない身体になっているが、それでも、手業だけでも、修練しようという気持ちが素晴らしいと思う。

 

よく、「一歩踏み出す勇気」と言う。これは、競技武道をした人間なら、誰もが経験するところだろう。一歩踏み出さなければ、自分の拳は届かない。しかし、うかつに踏み出すと強烈なカウンターを食らう。そのじりじりした思い。これは、経験した者にしか分からないと思う。

 

人生も同じだ。一歩踏み出し、失敗すれば、嘲笑の対象となる。だから、何もしなければ波風も立たない。

 

しかし、何も行動しない人生とはなんなんだろうか?人は、いずれ老い、死んでいく。その死ぬときに、何もしなかった人生に悔いは残らないのだろうか?

 

それも人それぞれであるから、一概に言えないが、私の経験上、人生に於いて「一歩踏み出さなかった」人間の多くは、「一歩踏み出す勇気」の価値を知らないから、面白いくらい、人の表面・肩書きに弱いか。あるいは、成功者を妬み・そねむ。

 

そういう人間が私は嫌いだ。また、そういう人間には、魅力が無い。

さらに、そういう人間に限って、自分より出来ない人間を見つけては、<マウント>を取りたがる。

 

A氏の対面シャドウを見て笑う人もいるだろう。しかし、菊野先生なら笑わないと思う。

 

私も、笑わない。幾つになっても。どんな条件下でも、武道の稽古は出来る。そういう人の支えとなり、その目標に向かって、一緒にメニューを組む。それが、私の生きがいで有り、楽しみなのである。これからも、A氏が稽古に来る間は、定期的に動画を撮る。3年続いたら、別人を見ることになるだろう。そういう計画でメニューを組んでいる。

 

風門館。大人のための護身教室。私は、武道・格闘技のエリートではないからこそ、弱者の気持ちが分かる。風門館は、そういう弱者のための修練の場でありたいと考え運営している。