日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門之儀2020。風門チャンレンジ1 着胴・着籠手。フルコンスタイル。in田川郡大任町B&G。7月19日。


風門之儀2020。風門チャレンジ1。着胴着籠手。フルコンスタイル。in大任町B&G。7月19日。


https://www.youtube.com/watch?v=_15neZO19lg 

 

令和2年7月19日。日曜日。午前の部。晴れ。大任町B&G

行者:木霊丸氏・千手丸氏・童子丸氏・S君。K氏・A氏。

稽古内容 体術総合・得物護身
風門館当身拳法基本素振り12本
風門館護身体術 打払・舞之手
組討:腰車・閂取。
着胴蹴込み稽古受け返し稽古:左右直蹴・左右抜胴・膝蹴り・飛膝。
鍛錬手合L2 千手丸氏2R・童子丸氏1R・K氏1R
変形鍛錬手合L2 着胴・着籠手。フルコンスタイル。童子丸氏1R。K氏1R。
対面シャドー 木霊丸氏・S君・A氏 1分2R

 

最近は、常時7名くらいいるので、何かと賑やかだ。風門の場合。年齢層もばらばら、目標もばらばら、この中で、全員が満足する稽古と言うのはなかなか難しいのだが、なんとか、参加者全員に満足してもらえるよう頭を捻りながら、メニューを組み立てている。

 

護身・健身目的の年配者も増えたので、必ず、護身用の体術を2本ほど入れている。競技には、使いにくいが、日常の護身には有効だろうと言う初歩的な手を学ぶことは、試合目的ではない、年配の稽古者には、重要だろうと考えている。

 

本日のメインは、着胴蹴込み稽古。K氏の動きが良くなったので、鍛錬手合に使えるよう基本的な蹴りを4種。今日は蹴込みした。A氏も、着胴での稽古は初体験だったので、胴をしても、威力のある蹴りをもらうと衝撃が走ることを知ってもらうのも意義がある。

 

護身の重要点は、決して居つかないことである。しかし、それは、口で言って分かるようなものではない。着胴をしても、うっとなるような蹴りを引き身で躱しながら体軸を崩さないようになって初めてそれができる。

 

風門の護身は、机上の空論には興味がない。また、それほど、高度な芸法が必要とも思っていない。凡夫が、日常的にあり得るかも知れない基本的な場面を想定しながらを研究している。その第一歩が恐怖と痛みで居つかないようにすることである。慣れるしか無い。ただし、無理にならないように、少しずつ時間をかけながらゆっくりやるのが我々のやり方だ。

 

話しは、変わるが、風門館では、<風門チャレンジ>という言葉を重要視し、しかも、実践する。

 

目標は、各人が決めることであって、強制とかはないし、他人との比較とかもしない。

40過ぎ・50過ぎが当たり前の風門館にとって、大事なことは、自分の登る山を探すことに尽きる。

 

どの程度なら、怪我無く、より安全に登れるのか?それをアドバイスするのが私の仕事で有り、こちからからの強制とかは一切無い。

 

段・級を目標にするのも良い。競技に出ること。あるいは、そこで勝つことを目標にしてもよい。また、競技には出なくても、鍛錬手合のレベルを上げることに挑戦してもい。

 

また、鍛錬手合はしないが、日本拳法道の形や福光流の手数の熟達を目指してもよい。

 

一人一人が、考えればよいことである。ただし、どんな目標であっても良いのだが、目標のない者は続かない。それは、確かだ。

 

現在46歳のK氏。まずは、鍛錬手合のレベルを上げていくことを目標にしている。

 

今日は、19歳ながら、他流試合歴に於いては、風門最強の童子丸氏と初手合。

 

緊張したと思う。もちろん安全性には配慮しているので、着胴・着籠手での、面無し、フルコンスタイル。

 

防具をしているとは言え、今日は、完全ガチコンだったので、成就感は、半端ないと思う。

 

こうやって、少しずつ慣れていく。痛みも達成感の高揚が消してくれる。これも、武道稽の喜びの一つでは無いだろうか?