風門館 千日鍛 円懸かり稽古。下段。in大任町B&G 令和元年6月23日
https://www.youtube.com/watch?v=lwV6GNAU4hg
令和元年6月24日。日曜日。午前の部。晴れ。於田川郡大任町B&G。
行者:木霊丸氏・千手丸氏・常磐
稽古内容 体術総合・体術古伝・得物護身
着胴蹴り込み稽古 5種×10
着胴フルコンルール 2分2R
ミット蹴り:シャドーからの左右ロー・5種×10。スイッチ種×10
古伝
鷲掴み・掛け回し・膝関節蹴り・手捌き・力走り投げ・胡蝶投げ・胸取り
胡座蹴り。
千手丸氏累計10R
昨日は、千手丸氏の手の怪我も回復したと言うことだったが、用心のため、グラブを付けずに足技中心の稽古をした。
日本拳法道ルールは、どうしても手業中心になりがちなので、横蹴り・後ろ蹴りなども是非、修得させたい。
猫足の前蹴りも。直蹴り→横蹴→後ろ蹴り。これの左右。これだけでもけっこう修得するのに時間がかかる。
しかし、黒帯を締めたら、この程度は軽くこなせるようになてもらいたい。
常磐丸氏のもたつきが目立つが、それだけ芸法修行は時間がかかると言うことの証左である。
将来、指導者になったとき、多様な引き出しを持ってもらいたい。競技引退後の人生も長い。一手でも多く修得しようとする千手丸氏の姿勢が心地よい。
そして、私と木霊丸氏は、古伝。
同じ横蹴りでも、足底を使った関節蹴り。競技を引退した我々二人の念頭には、老いた現状の中で、いかに有効に護身用の手を使うか。
この当たりの古術の手業は豊富なので、教える際に困らない。
競技武道が、古伝の技を持ち込めば、瞬時に殺法に変わる瞬間。秘伝とはこういうものだと思う。しかし、知らないと思いつくのには相当の年数を要する。
見れば、一瞬だが。風門は、現代競技武道としては、先端の部類の日本拳法道と古伝の護身術である福光流を併伝している。これが、面白いことに、往々にしてクロスすることが多い。
両方やるから分かる部分。そこが風門のいい所だと感じている。