日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然。風門館八幡道場より。出稽古&体験入門あり。#田川郡福智町武道館 2024・3・10

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https://www.youtube.com/shorts/5I62jZhN2DQ

 

令和6年3月10日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館

 

行者:千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・上羽丸氏

ゲスト:A先生。体験:1名 

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

豊前福光派古術 素手第2法 取手 拍子取:霞取籠手返

 

豊前福光派古術 素手第5法 掻取 

 

寝技返し 馬乗り返し2種・横蜘蛛返

 

豊前福光派古術素手第1法 当身 小袖取12法

第1法・外掴 第2法・羽根掴

 

着胴蹴込み稽古 左蹴足6種 

鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・差し足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り ×10本 

 

目慣らし 60秒×4R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

この日は、八幡道場から、出稽古と体験入門があり、賑やかな稽古となった。今年、4月で、66歳となる。そして、風門の軌跡も、36年目に突入する。

 

このブログでも再三述べているが、風門館は、今から36年前?平成元年。1991年。私が、木立門下に入ると同時に起ち上げた日本拳法道連盟・田川同好会に端を発する。

 

以来、36年。八木山峠以東に、日本拳法道を普及すべく奮闘していたが、稽古を維持するのが精一杯というのが実情だ。

 

小倉南区にも一度、出たことがあるが、半年ほどで撤退した。北九州進出は、風門の悲願であったから、現在八幡道場を預かっている八咫丸氏との邂逅は、奇跡に近かった。

 

門人にもよく話すが、小倉北・南区、行橋にも進出したい。各道場が、週1、曜日を被らないように運営すれば、各道場の門人は、自分の都合のつく時間に、稽古が出来るようになる。それが理想だ。

 

社会人は、忙しい。それぞれのホームの支部に所属していても、仕事の都合上、どうしても、稽古にその曜日は行けないというのが実情だ。しかし、支部が増えれば、自分の都合のつく時間に参加が出来る。

 

かって、福岡の木立先生のところがそうしていた。

 

日本拳法道連盟の支部そのものが、この3年間のコロナによる大会中止で、壊滅的な状況に陥り、なんとか昔の規模に戻すべく、奮闘しているが、KBやブラジリアンに押され、運営は厳しい。

 

しかし、私はそれほど悲観していない。大会運営を行うために、NKD日本拳法道競技連盟が、唐武会・中島会長の奔走により、昨年結成され、当面、大会運営については心配がなくなった。

 

つまり、競技としての日本拳法道には目処がついた訳である。一方、日本拳法道には、一つの流儀としての側面があるが、それは、人が少なくても、木立先生の指導の下、我々、黒帯が、一団結して、形の伝承を受ければ良いのだから、さほどの難事では無い。

 

木立先生の直伝講習会は、風門館が音頭を取って、年二回開くよう昨年から実行している。

 

人集めが大変なことは、今後も変わらないだろうが、実は、九州に日本拳法道という競技があるということ自体は、総合系空手の禅道会や空道のTOPの先生方には、少しずつ知られてきている。

 

中島会長の奮闘のおかげだ。

 

この日、稽古に来たA先生もすごい人だ。個人情報を私が勝手に書くわけにはいかないが、その経歴を聞くと空手関係者なら驚くだろう。ぜひ、指導陣に加わって欲しいところだが、指導よりは自分の稽古が好きなようで、64歳で、目慣らしスパーをばんばんこなしているから驚く。

 

また、体験入門のB君も27歳と若く。もし入会してくれたらありがたいが、体験に来てくれただけでも、やりがいがある。

 

インスタで見たとのことだったので、日々のネットによる空中戦も無駄では無かった感じているところだ。

 

相変わらず、地元、田川・筑豊地区の入門者が少ないので、そこが無念だが、根気よくやるしかないだろう。

 

私も、あと2週間ほどで66歳。35年間、よくやってきたと思う。

 

私に万が一があっても、既に、千手丸氏が四段・師範補。仕事の関係があるので、運営は私がしばらく続投するとしても、指導には不足無いだろう。

 

八幡道場長の八咫丸初段も、打撃に関して言うと、日本拳法道連盟なら三段クラス。指導方法も知っているので、八幡は二段で独立させる予定にしている。

 

先がどうなるのか分からないが、暗いかというとそんなこともない。風門館には、千木丸二段が、三段目指して着実に稽古を積み重ねているので、指導員は層が厚くなってきている。

 

私は、40未満には、大会で勝つための指導を行うが、40歳以上の人には、将来の指導員になるための技・理合い・心構え・考え方などを指導する。

 

年を取って、体中、壊れていても、自分の居場所があると言うのは幸せなことだ。若い頃、危ない橋も渡ったが、おかで、その貯金で生きている。

 

ネットで、さび付いた体・昔の栄光にすがって生きていると書かれているらしいが、年金と同じだろと言いたくなる。

 

風門館は、無名で、田舎道場だが、伝授している技は、意外としっかりしている。そして、我々の最大の強みは驕り高ぶっていないことだ。

 

徒手総合武道は、技の重度が高い。当然、全てをカバーできる人は少ない。だから、他流派の先達から学ぶ。

 

その姿勢さえあれば、指導者としてやっていけるものだ。一番最悪の指導者は、自分が出きなことを隠して、連盟内にも関わらず、出来る人と交わらない。そういうタイプの指導者は、日本拳法道のようなフリースタイルの競技法の指導者としては不向きだ。

 

私は、自分の事を運営者だと定義している。だから、必要とあれば、外部から、指導者を招聘するのに躊躇がない。

 

私の門人達もその姿を見ているので、同じようにするだろう。

 

種をまき続けて、35年。芽を出し、育ってきた樹も出てきた。あと、10年くらいは、まだ巻き続けたいと考えている。