https://www.youtube.com/watch?v=DExBbee9tvk
動画説明:第9回風門祭日本拳法道錬成大会 一般男子掛け試しの部 無差別4人制トーナメント 一回戦・第一試合 紅・瀬川初段・48歳 ✕ 白・川上二段・51歳
二人とも未経験・45歳頃から始めて、今に到る。壮年部から始める生涯武道を風門館は応援しています。
風門館徒然 第35回福岡武道館まで後3週間 壮年部から始める大人のための生涯武道の勧め。田川郡福智町武道館 2024・10・20
令和6年10月20日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館
行者:千手丸氏 A氏(トライアル9回目)
稽古内容 体術総合・体術護身
総合
受け返し返し稽古
千手丸氏 退足を使った斜方突研究・曲がり撃ち・曲げ撃ちを使ったコンビネーション 三手稽古25分
A氏 羽手拳法:一本目・二本目・三本目
鍛錬手合L1 千手丸氏✕A氏 二分2R
木霊丸氏9R 千手丸氏44R・千木丸氏20R・八咫丸氏22R・弦音丸氏13R・上羽丸氏10R・出雲丸先生9R・天音丸氏12R・A氏2R
#第35回日本拳法道格闘技選手権in福岡武道館 まで、後三週となった、手合数は、基準が30Rだから、十分こなしているので、ここからは調整と体調との兼ね合いで、得意技を磨き、首対策だけに集中する。
ちなみに、35回大会無差別級は、4人制のトーナメントになるらしい。詳細は、もちろん分からないが、試合が成立したと言うことだけは確認した。しかも、かなりの強豪揃いらしい。
緊張する。
昨日は、出席者が少なかったが、幸いトライアル中のA氏が参加したので、千手丸師範補にとっては、いつもと違う筋肉を鍛えるのにちょうど都合の良いメニューを行った。
A氏。今週、小倉にも参加したが、その際、非常に体幹が強いことが分かった。しかし、武道・格闘技は未経験。こういう場合。どういうメニューを組むのが最適なのか?ここが指導者として一番重要なところである。
現役を抱え、壮年部中心。しかも、全員多忙なために、一回の出席者のメンバーの把握が直前まで出来ない。護身で来ている人。競技を目指す者。これでも、人が多ければ、困らないが、人は少ない。適切なメニューをいかに組むか。これには年季がいる。私の指導のやり方を千手丸師範補が直に学んでいるので、昨日のようなケースにもどう対処すれば良いのかまた一つ指導者としての学びになったであろう。
話しを元に戻すが、体幹の強い・未経験者。試合前という条件から導き出される答えは一つ。寝技の乱取りだ。
寝技で、暴れてもらえれば、体幹強化と首の鍛錬が同時に出来る。時間に限りのあるアマチュア競技武道の場合。身体の鍛えと手業の練りを同時にやるしかない。与えられた条件で、どこまで、効率的な稽古をするか。社会体育として競技武道をやる以上、単なる根性論や机上の空論ではまかなえない。
福岡武道館の他流試合は、防具付きとは言え、レベルも高いし、宣伝文句ほど安全ではない。また、過去、40年間。広告費をケチって来たので、無名な大会だが、元プロとか、二・三年後にプロデビューする選手が、冠を取るために出てくるケースが多い。また、アマチュアでも、各武道の全国大会出場者が出てくることなど珍しくもない大会だ。
これほど、中身と知名度の乖離した大会も珍しいのだが、理由は一つ。全く、広告費に金をかけなかったということに尽きる。
その反省もあって、現在競技連盟の理事がそれぞれ自腹を切って、広報活動にあたっているところだ。恐らく、数年後には、かなり知名度が上がってくるのではないかと思う。
話しが横道にそれたが、トライアル中のA氏。私が思ったとおり、42歳とは思えない、体幹の強さだった。袈裟蜘蛛・横蜘蛛の取り方・返し方を簡単に教えた後は、10秒乱取りを6Rくらさせたが、師範補もかなりきつい目にあった。いいトレーニングになったと思う。
その後、受け返し。そして、まだ、基本の素振りが出来ていないが、本人がスパーをやりたいと以前言っていたので、防具着装でL1で、2分2R取らせたが、スタミナは十分だった。
このまま、続けてくれれば有力な戦力になるので期待しているが、こればかりは、本人が決めることなので私としては予測不能である。
稽古後に終わって、立ち話をしたが、やはり、42歳で、武道・格闘技を始めることができるものかと危惧を抱いていたとのこと。それは、そうだろうと思う。
私は、5歳の頃から、武道修練を始めて、31歳で、木立門下に身を投じた。その31歳でも、当時としては無謀な年齢だった。
まして、全くの未経験者が、42歳から始めるとなると躊躇しないほうがおかしい。しかし、風門館ならそれが出来る。
現在の風門館の稽古体系は、未経験の壮年部でも始められるように作っている。風門館の最大のテーマは、護身・健身・修身三位一体で有り、その目指すところは生涯武道にある。
競技武道に参加しているのも護身実用における速習性の高さを考えてのことで、競技武道の世界で、一番になろうとかを目指しているわけではない。
風門館にとって、一番重要なことは生涯武道として、とにかくいかに長く続けられるか?ほぼ、ここに特化した道場だと言えるだろう。
武道・格闘技の人は、強い・弱い、上手い・下手という価値観でしか、ものを見ない人が多いが、そういう人は、そういう世界でやればいいだけのことだ。
我々の価値観は、いかに続けられるか。これが重要なので、何歳からでも始められる稽古体系を構築している。そこには自信をもっている。
上の動画、二人とも40半ば、未経験で入門したが、週1回・2時間稽古に来れば、三年で黒帯が取れ、50歳になっても、この面当て止めの掛け試しルールくらいはなんなくこなせるようになる。
最近、ネットの発達で、50歳や60歳でも試合している凄い人たちを見かけるが、では、実際に自分の身の回りにそういうひとがいるかとなるとあまり見かけないはずだ。
普通の社会人は、そもそも、その職業が本業で有り、武道修練は二の次にならざるを得ないし、それが当然のことだ。
動画で出回ってるすご人たちはプロか、職業武道家がほとんどだ。その人たちは、それが職業なのだから、凄いのは当たり前と言えば当たり前だろう。
言葉は悪いが、世の中にはどうしても現実を知らないし、分かろうしないバカが一定数いる。自分の仕事を持っている社会人アマチュアをプロとか職業武道家と横一線に並べて比較してどうするのか?
今時の社会人で暇で、しょうがない人など存在しない。まして、今や65歳定年退職が当たり前になった時代。無理なことをすれば職を失う。
そういうぎりぎりの線で、壮年部は稽古している。また、風門館は、現在私が最高年齢で66歳だが、形稽古はまだやっている。
従って、何歳で入門しても、最低でも、古希まで形稽古くらいは出来ることを目指して活動している。
40代で初めて、ものすごく激しい試合をして、それを自慢に後は武道とは縁のない生活を送るということを前提にしていない。
キッズからシニアまで生涯武道 このキャッチフレーズに共感出来る人に来て欲しいし、また、ためらっている40代、50代の人の一歩踏み出す勇気の実例として、風門館の諸氏が、動画に自分をさらけだしているのである。
風門グループ稽古場所 地域貢献の一環として活動しているため入会金なし。
・風門館 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
・日本拳法道小倉クラブ 小倉南区徳力市民センター 第1・3・5木曜日
19:30~21:00 ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
・日本拳法道連盟八修会 八幡西区市瀬公民館 毎週金曜日19:30~21:00
*中学生からシニアまで 1000円/1回
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
LINE:ID kirara1987 代表福光まで。