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風門館徒然 若者にとっての最大の護身とは何か?送り足横・打ち込み稽古 田川郡福智町武道館 2025・2・9
令和7年2月9日。日曜日。午前の部。曇り時々晴れ。田川郡福智町武道館
行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏・天音丸氏。
稽古内容 体術総合・体術護身
横雲・釣鐘潰・裾絡・小手絡
日本拳法道連盟 四級の形
横受けの形 左右 捻突・抜胴 螺旋と開放の理
打ち込み稽古 横受けの形・送り足横・直回し蹴り
千手丸氏2R・千木丸氏38R・八咫丸氏28R・弦音丸氏21R・上羽丸氏26R・出雲丸先生9R・天音丸氏15R。 ラウンド数はL2換算。
計算式:公式戦L3・1R=地稽古L2・5R、公式戦L2・1R=地稽古L2・3R
2週分の稽古禄を書くときついが、簡単に記す。この日は、雪も終わり、時折晴れ間もあり、心が安らいだ。夏の炎暑地獄も辛いが、この冬場の寒さも辛い。
この日は、木霊丸師範と天音丸氏が久しぶりに参加。天音丸氏が参加した時は、競技用の稽古に切り替える。
日本拳法道連盟は、流派として小さい。従って、組織というものが実は成立していない。組織運営上の全てのルールは宗家の頭の中に有り、それを読み解きながら、各道場長は、運営しなければならない。
明記されていないから、全てが、暗黙の了解であり、慣習の積み重ねの上に成り立っている。なぜ、こんな話しをしているのかというと、勘違い入門者が時々現れるからだ。
風門館は、護身実用を研究するために私が設立した団体だが、日本拳法道連盟は競技武道の団体である。1987年、日本拳法協会の森先生の協力を得て、防具着装の上で、安全に異種格闘技戦が出来ないものかという趣旨の元結成された団体なので、徹底的に競技偏重主義の団体である。
元々の、創流精神が、「他流試合をしてなんぼ」の団体である。そのため、福岡武道館のコートに立ったことない者には、黒帯を允可しないという流儀文化が根強く、結果として他流試合への強制参加が当たり前の雰囲気になってしまった。それでも、組織力が強ければ、辞めていく以上に人が入り、栄えるんだろうが、世の中は、非情である。宣伝に金をかけられない団体が、競技偏重をやると、組織的に壊滅状態に追い込まれる。それが、実情である。
その競技偏重の先頭を走り、<他流試合をしてなんぼ文化>にどっぷり染まった結果、都市部以上に壊滅が早く来たのが、私の旧日本拳法道連盟風門同志会だった。その苦境を乗り越えるために、15年前、競技武道偏重を捨て、護身用の稽古を主体とする生涯武道路線に切り替えた。名前も新たに風門館として、何とか今日まで命脈を保っている。
がしかし、日本拳法道連盟のDNAが完全に切り替わった訳ではない。現在、日本拳法道連盟の黒帯の基準は、40歳未満と40歳以上で明確に線引きされている。
40歳以上には、他流試合経験の義務化はないというか、むしろ推奨していない。40歳以上は、健康武道として稽古するのが基本だ。ところが、40歳未満には、未だに、昔のDNAは生きている。
組織弱体とともに、基準が緩んできており、現在は、40歳未満、三段以上は、他流試合経験必須となっている。逆に言うと二段までは、福岡武道館のコートの上に立たなくても発行できるというところまで緩んできた。このご時世、昔のようなやり方は通用しないので、妥当なところだと思う。
そこで、天音君。今、27歳だったような気がする。元々、空道をやりたくて、ルール的に近くて、より安全性の高い日本拳法道を選んだという、実は、我々が最も狙っているターゲットゾーンの人だ。だから、話しが早かった。
本人も、先々、試合に出てみたいと言うことなので、その日が来たときに、無事帰還できるよう彼が来たときには、完全競技用の稽古をする。
若者にとっての最大の護身とは?大会に参加した時、安全に帰還すること・させることに他ならない。
我々、アマチュア競技者にとって、何が恐いと行って、大会での怪我ほど怖いものはない。会社の事情にもよるだろうが、私が現役の頃、当時の仲間に一部上場企業の人間がいた。彼は、大会に出る時は、辞表預かりで出なければならなかった。トーナメントで、怪我をして、入院された場合。会社としては、多大な損失を被る。ある意味、当然のことだと思う。
武道・格闘技は、他の趣味・道楽とは訳が違う。ゲームに勝った・負けたで一喜一憂では済まない。手足の骨折・面を着けていても顎関節陥没。珍しいかというとそれほど珍しくもない。
特に、風門のように週一回二時間の稽古で、他流試合をするなどということは本来無謀に近い。だから、風門館では、その稽古量の少なさを年季でカバーするようにしている。まず、新人は、茶帯以上になるまで、他流試合禁止。最初は、風門祭のみとする。風門祭で勝てるようになったら、防具空手に挑戦。この時点で、初段以上。二段以上になったら、日本拳法道ルールでの他流試合解禁。グローブ空手のチャレンジも二段以上。二段は、週1二時間ペースなら4年で到達する。日本拳法道ルール・グローブ空手チャレンジには、最低でも5年の月日を要すると思っている。
それまで、ゆっくり育てる。この日も、基本のサイドステップ・横四方乱取り・アキレス腱固めなど穴を一つずつ埋めていく作業を行った。
他流試合をしても、無事に帰還する。実は、これだけでも容易では無い。そして、40歳未満の三段允可条件に他流試合歴があると言うことが、初段・二段で辞めていく最大の原因だが、あんまり緩和してもしょうがないと私は考えている。
我々は、日本拳法道連盟と錦糸文字入りの帯を黒帯取得の際に頂く。他流派に比べれば、ハードルは低いが、それでも、この帯を締めると言うことは他流試合を闘った証でもあった。風門館などは、40歳半ば、未経験で入門というケースも多いが、全員他流試合経験者で固めている。
このことの是非はともかくとして、これが、日本拳法道連盟の流儀としての文化であることは間違いない。弊害も大きく、しかし、捨てがたい文化。私の年代にとって、特に思い入れのある流儀文化である。
過去、何度もこの話題について書き、入門する際にも説明する。しかし、初段まで取っても理解していない人間がいて、絶望的な気分に何度もさせられた。40歳未満の若さで、他流試合経験なしでも、簡単に昇段できると思う人間がどうして出るのか?私の説明不足とは思えないが、それも客観的な事実である。
また、けっこう多いのが、福光流の稽古をしたいと言って入ってきたのに、乱取り無しで、日本拳法道の黒帯が欲しいと言う人間。大人のための護身教室と書いているから、乱取り無しで日本拳法道連盟の黒帯がもらえると勘違いしてくる人間。
既に、36年間、のべ900人も指導すると、え?と言うようなケースに出くわす。
再三強調しておくが、風門館は、日本拳法道・福光流柔術拳法・錬和会空手道の三法を教伝している。そのうち、日本拳法道については、完全な競技武道であるから、40歳未満は、出る出ないは別として、競技用の稽古が中心となる。護身用の稽古は、女性と40歳以上が対象であることを明記しておく。
・風門館
田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00 二月予約済み
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
毎週木曜日 少年部18:30~20:00 一般開始自由~20:30まで。
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
・JEUGIAカルチャーセンター・イオンモール八幡東店
19:00~20:30 キッズからシニアまで
風門ネットワーク 稽古場所
・日本拳法道連盟八修会 八幡西区市瀬公民館 毎週金曜日19:30~21:00
*中学生からシニアまで 1000円/1回
空手道錬和会(日本拳法道連盟・加盟団)
門司区大里市民センター 月・水 17:30~18:30
門司区丸山市民センター 木 17:30~18:30
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
LINE:ID kirara1987 代表福光まで。