
日本拳法道/空手道練和会 小倉クラブ 赤帯の軌跡 小倉南区徳力 2025・10・23
先達 雲母丸・出雲丸 行者:小太郎童子・牛若童子・日鷹童子・茜童子・トライアル4名
稽古内容 日本拳法道・錬和会空手道
少年部
基礎体 拳法道流腕立て伏せ・拳立て伏せ・腹筋・腹筋ツイスト×10回
風門流当身拳法素振り12箇条
波頭拳・基本1から4
ミット撃ち。直突き3連・左右胴回し蹴り 流し稽古
ミットフリー 中学1年60秒1R・色帯小学生30秒1R・トライアル15秒1R
錬和会基本動作 その場突き・移動稽古12種 錬和会空手道 拳手法の型
小太郎童子24R・牛若童子34R・日鷹童子26R ラウンド数はL2換算。
計算式:公式戦L5=地稽古L2・10R 公式戦L3・1R=地稽古L2・5R、公式戦L2・1R=地稽古L2・3R 公式戦には、昇級・昇段審査の組手を含む。55歳以上は、L1以上で記録。
昨日は、通常の稽古。最後に日鷹童子の10級昇進授与式を行った。昨年末に、入門したが、本格的に週1の稽古を始めたのが、今年1月から。小倉南武道場などで、合同稽古会を始めてから、明日で10回。福智町武道館にも出稽古に来ること4回くらいか?
なかなか、基本・型とも覚えることが出来なかったが、じわじわと努力を続けているので、回し蹴りも出来るようになった。
何より、9月の風門祭に出場。防具空手ルールとグローブ空手ルールで、2試合行い。有効1本を取った。
小倉クラブの関係者が全員歓喜した。
武道格闘技の世界では、結果に注目が集まりやすい。勝つか負けるか。強いか・弱いか。うまいか・下手か。
一般的に、これが評価基準だが、私は、そういう価値観を否定はしないが、続くかどうかということを一番重視している。
風門流は、武道とは、武の道だと考えているので、長く歩き続けた者を評価するという世界観を持っている。
それで、五段以上を先達と呼ぶ。
防具をしているから見た目は、たいしたことがなさそうだが、スーパーセイフ面でも顔面ぼこりあいは、けっこうえぐい。特に、小学校5年くらいになるとかなり激しい。
しかも、他流試合というのは、まったく知らない流派、初めての相手と試し合う訳だから、プレッシャーは半端ない。
それを二試合乗り越えた時点で、敢闘賞。10級昇進決定だった。
一般部にも、少年部にも言っているが、風門館も練和会もお情けで段級を発行しない。型が出来るか、他流試合をするか。最低限どちらかが出来なければ、10級さえ、認可しない。
通常、半年で昇級するところを、ほぼ10ヶ月かけて、取ったが、だからこそ意味がある。
年下の子が、先に赤帯を取ったりすれば、口には出さなくても、心穏やかではなかったであろう。試合も、初の公式戦は、無我夢中であっただろう。しかし、そういう試練を乗り越えたからこそ、赤帯が許される。
よく、結果ではなく、プロセスを評価しようという言葉を聞くが、実際に、そういう評価システムのところがあるだろうか?
特に、スポーツでは、勝ったか、負けたかしかない。運動能力の高い子は、その中で評価されるから、それで、良いだろうが、運動能力が低い、あるいは体格に恵まれない。そういう子は、試合では結果をなかなか出せない。
では、そういう子は運動から排除するのか?
私は、結果でしか人を見ない世情が嫌いだ。その点、武道の段級は、道を歩き続けたことそのものも評価する。
非常に素晴らしい評価システムだ。
試合に勝った負けたで、一喜一憂するもよし、じっくり取り組み型で技を磨くも良し、日鷹童子のように、歯を食い縛って、荒波に挑戦し、諦めなかった根気力を評価されるもよしだと考えている。
私は、ジュニアバレーやサッカーのコーチをしたことがある。チームスポーツで一番つらいのが、選手とベンチを選ばざるを得ないところだ。
ベンチのまま、卒業していく子を見るのがつらかった。しかし、勝ち負けに拘れば、どうしても、ベンチの子を使えない。
その点、競技武道の世界では、誰もが自分の意思で試合に出ることができる。ただし、他のスポーツよりは、ハードコンタクト競技なので、恐怖感が伴う。
その恐怖感と闘いながら、出るか出ないか自分で選択する。
単なる、勝ち負けとは違った自分との闘いがある。それが、競技武道の世界の特徴だろう。
褒めて育てろと簡単に言うが、子供というのは、鋭い。大人の思ってもいない褒め言葉などさほど、信用しない。
我々は、褒めたりしない。ただ、認める。同じ、世界で闘った経験があるから、その大変さを知っている。だから、勝ち負け以上に、闘ったこと自体を評価する、自然とよくやったと言葉に出る。
少年時代に、黒帯をした大人から認められること。ああ、君も、こっちの世界に来たんだねと迎えられること。
このことが、大人になった時に、大きな教育的効果を発揮する。
道場・団体・流派によって、考えは様々あるだろうが、小倉クラブは、武道教育としての空手拳法を教えている。
武道を通して、有為な人材を社会に送り出す。道場というのは、寺子屋のようなものだと言うのが、小倉クラブの運営方針である。
・日本拳法道連盟風門館/空手道錬和会 小倉クラブ
総合武道風門館と空手道錬和会共同運営武道教室
小倉南区徳力
毎週木曜日 少年部18:30~20:00 一般開始自由~20:30まで。
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下600円/1回
#【交拳知愛】
第11回風門館・小倉クラブ・練和会稽古会
11月23日。日曜日 10:00~12:00
第12回風門館・小倉クラブ・練和会稽古会
11月30日。日曜日 10:00~12:00
大里柔剣道場
・風門館 福智町武道館(福岡県田川郡福智町金田1313番地1)
毎週日曜日 10:00~12:00
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
錬和会空手道門司道場(日本拳法道連盟・加盟団体)
門司区大里市民センター 月・水 17:15~18:45
門司区丸山公民館 土 17:15~18:45
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
メール kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。