日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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他流試合即修行とは何か?格闘フェスタ2024・第35回日本拳法道格闘技選手権 一般男子無差別級 3位決定戦 風門館・福山四段✕拳仁会・K選手

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他流試合即修行とは何か?格闘フェスタ2024・第35回日本拳法道格闘技選手権 一般男子無差別級 3位決定戦 風門館・福山四段✕拳仁会・K選手

 

「風門館は他流試合を好む」と言うと、非常に好戦的な団体だと思われがちだが、実情は、全く違う。

 

福岡県内最深部の田舎道場にして、平均年齢55歳。しかも、登録メンバーは、10人ほどいるが、皆、社会人のため月1ペースも珍しくない。一回の稽古は、多くて4人。

 

こういう、寂れた道場で、護身だ。全局面対処型総合拳法だとほざいても、普通に人は信用しないだろう。

 

赤の他人に信用されない分には、いっこうに構わないが、長年の門人に信用されないとなるとこれは大問題である。

 

そのために、福岡武道館の檜舞台で他流試合を闘い続けているというのが、一番の真実かも知れない。

 

私の経験上、自分の流儀を信じ切れなければ、長く続かないというのがある。私も、色んな武道・格闘技の経験があるが、最終的に信じられたのは、日本拳法道と古術だった。

 

それで、2008年。表武芸としての日本拳法道と裏武芸としての福光流を併伝する風門館こそ自分の理想とする道場だと確信し、旧風門同志会を発展解消して、現在の風門館を起ち上げた。

 

現在、門下を福岡武道館に送り出しているのは、売名行為とか、他流派に勝ってどうこうとかいうより、切実な問題として、自分の門下に、私の教伝している風門スタイルが間違っていないことを証明する舞台・実験場としての意味合いが一番大きい。

 

今回、武道未経験で入門して、私から日本拳法道+福光流という純粋風門スタイルで闘い続けている福山四段が、3位に入賞した。

 

つまり、我々のスタイルでも通用するのだということを証明したわけである。

 

その影響は大きい。

 

平均値例55歳の風門館壮年部には、武道・格闘技未経験者も多い。そういう未経験者に、この事実を示す意義は計り知れない。

 

のべ800人ほど教えたが、素人ほど、うちに来てから、何を焦るのか、有名流儀に走るという傾向があった。せめて、福岡武道館のコートに上がって、辞めていくのなら指導者としての力量不足と諦めがつくが、この日本拳法道ルールでの他流試合経験も無い人間が、私のスタイルが信用できなくて、他流に走るのは噴飯物だ。

 

そして、そういう人間の末路は推して知るべしだ。

 

人間は、本質が理解できるものと、真実よりもその時代、時代の流行に乗る者とに二分される。

 

本質が理解できない人間は、結局長続きしないので、当方としても教えるだけ無駄という面もある。

 

46歳・福山四段。無理をさせているなと思うが、純血風門スタイルでも、ここまで他流派と闘えるということを証明し続けてくれる貴重な存在だ。

 

私に、集客能力があれば、もっと若い子を育てて、他流試合をさせるところだが、私には集客能力が決定的に欠如している。

 

全局面打撃対処型総合拳法。これは理想だ。正しいと思う。しかし、集客が出来ないとその証明すら出来ない。

 

そこが、私の一番の苦悩だ。

 

しかし、まだ、私に着いていて来てくれる黒帯・茶帯も、9名ほどいる。壮年部は、年齢制限の関係があり、自ら檜舞台にたつことは出来ないが、師範補のスパーリングパートナーとして、チーム一丸となって支えている。

 

全員、私から同じ技を学んでいる訳だから、師範補の他流試合を通して、自分の実力を計ることができる。

 

それが、無名・小規模道場の存続にとっては不可欠だ。

 

今回、師範補、2戦して一勝一敗、特に総合系・有名ブランド禅道会に対して、1-0で惜敗したが、善戦したとも言える。その事実は大きい。

 

我々葉武者でもやれる。その事実の証明が、風門の未来を切り開いていく。

 

かって、私の他流試合を師範補は、動画で見ている。勝った試合もあれな、ボロ負けの試合もある。

 

しかし、私のスタイルでも他流派と闘えるという事実を目で見ている。これが大きい。

 

今の壮年部は、普段から、掛け試しルールで師範補と乱稽古をしているから、自分の力を師範補の他流試合を通して知ることが出来る。

 

そして、自分の流儀を信じる力があれば、生涯風門スタイルを続けることが出来るし、また、後進を育てることが出来る。

 

<護身・健身・修身>目的なら、本来他流試合の必要性は無いとも言えるが、自分の流儀を信じるためには、やはり、誰かが代表として他流試合をする必要性が出てくる。

 

特に、日本拳法道のような無名の流儀こそ、それは、必要となる。

 

師範補、今年で46歳。それでも、風門館黒帯隊の中では、最も若い。今年で、引退するように言いつつ、次が出てくるまで、もう1年やって欲しいと言う気持ちがあるのも否めない。

 

こういう状況になるのは、私の集客能力の欠如故なのだが、正直、集客については、全く、正解も出口も見えない。

 

福岡武道館から撤退し、静かに護身専用の道場として活動するという選択肢もあるが、一方で、福岡武道館に風門の幟を立て続けたいという衝動もある。

 

どちらにせよ、コロナ明けから、2年。だんだん、福岡武道館の他流試合も本格的になってきた。

 

来年、福岡武道館から撤退したとしても、必ず再起してみせる。

 

そのために、私は、今、小倉の街を走り回っている。

 

風門グループ稽古場所 地域貢献の一環として活動しているため入会金なし。

・風門館 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00

ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回

日本拳法道小倉クラブ 小倉南区徳力市民センター 第1・3・5木曜日

19:00~21:00 少年部は、20:30まで。

ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回 

日本拳法道連盟八修会 八幡西区市瀬公民館 毎週金曜日19:30~21:00

*中学生からシニアまで 1000円/1回

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

LINE:ID kirara1987 代表福光まで。