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他流試合即修行 格闘フェスタ2024・第35回日本拳法道格闘技選手権in福岡武道館 一般男子無差別級1回戦 福山順平(風門館)✕高瀬宣男(禅道会・広島山口支部)11月10日(日)
何から書いたら良いのか分からない。緊張と安堵と、試合終了後、ほっとしたまま、あっという間に4日間が過ぎ、ようやく、稽古禄を書く気になった。
風門館は、「他流試合即修行」という題目を掲げて、競技武道に参戦している。平均年齢51歳。黒帯の中で、一番若い福山師範補(四段)が、46歳。彼に、現役を続けさせて良いものか?悩みながら稽古をしているのが実情だ。
禅道会と言えば、総合系の中で知らぬ者はいない、ハイパーブランド流儀。対する、風門館は、地元でさえ存在を知られていない零細企業。
正直震えが来た。結果は、1ー0で負けたが、怪我も無く終わりほっとしている。相手の圧が強くて力負けしたが、正々堂々と闘い恥ずかしい闘い振りではなかった。
福山師範補。私の最も古い弟子の一人で、28歳で入門。現在46歳。途中稽古に来られない時もあったので、それを差し引いても15年間、ほぼ休むことなく、淡々と週一回2時間の稽古を続けている。
しかも、他流試合を重んずる門風に育ったので、ライトコンタクトルールを含めれば、ものすごい経歴の人たちと立ち会い地稽古・他流試合を繰り返しているため、他流派との掛け試し100本取りはとっくに終わっている。
風門館自体は、無名な道場だが、稽古は人が思うよりは質の高い稽古をしている。ただ、日本拳法道という流儀の知名度が低いため、集客が苦しい。そのため、本来現役であるはずの若手がいなくて、選手が育っていない。それが、また無名に拍車をかける。
現在、福岡武道館に立てるのは、福山師範補一人。弟子のいない弱小相撲部屋状態だ。本来健康と護身のために集まっている壮年部に犠牲を強いながら、何とかやりくりをして幟を立て続けている。
しかし、師範補、名門流儀に臆せず、良く闘った。本当に健闘を讃えたい。
日本拳法道福岡武道館。総合系の中でも、全く知名度0だが、このコートから、プロが何人も出ているし、また、元プロなども参戦してくる大会だ。アマチュアながら、プロKBや修斗、また、他の総合系の全日本へ向けての新人戦。登竜門的な位置づけの大会だ。これほど大会のレベルと知名度の乖離が激しい大会も珍しいであろう。そういう大会なのだ。
例えば、コロナ前、第32回大会だったか、福山師範と対戦したH選手は、それから2・3年後アマ修斗全日本を制して、現在はプロMMA選手として活躍している。
そのH選手。全日本を取る前、一年くらい、風門にもよく出稽古に来ていた。つまり、知名度0の風門館だが、以外と後に全日本を取るような選手、あるいは、元プロ、全日本のタイトルを持っている他流派のチャンピオンクラスが、ちょくちょく出入りする道場であり、福山師範を始め、そういう人たちに風門館は地稽古で揉まれている。田舎道場で無名なのだが、以外とそういう道場でもあるということだ。
今回、新たに禅道会・広島山口支部と一戦交えて、我々の他流試合暦にも、新しい1ページが加わった。こういう、なかなか、九州ではあり得ない場面が、必然的に起こるのが、日本拳法道福岡武道館という舞台だ。
この貴重な体験を糧として、福岡武道館に幟を立て続けるために、稽古はもちろんだが、集客の努力をせざるを得ない。
そこが、風門館の最大の弱点だ。
我々と一緒に、この防具式異種格闘技戦を闘う仲間を探している。
風門グループ稽古場所 地域貢献の一環として活動しているため入会金なし。
・風門館 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
・日本拳法道小倉クラブ 小倉南区徳力市民センター 第1・3・5木曜日
19:00~21:00 少年部は、20:30まで。
ジュニアからシニアまで 一般1000円・中学生以下700円/1回
・日本拳法道連盟八修会 八幡西区市瀬公民館 毎週金曜日19:30~21:00
*中学生からシニアまで 1000円/1回
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
LINE:ID kirara1987 代表福光まで。