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風門館徒然 千手丸師範補帰還・右足剥離骨折により。鍛錬手合L1.5 ボクシングスタイル 田川郡福智町武道館 2024・8・25
令和6年8月25日。日曜日。午前の部。晴れ・熱暑・酷暑。田川郡福智町武道館
行者:千手丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏・トライアルA氏(3回目)
稽古内容 体術総合・体術護身
護身
総合
一本目:腰車、二本目:鉢返
打ち込み稽古 負車✕30本
受け返し返し稽古
古術式退足を使った死角からの面突2種×3分・2R
鍛錬手合 L1.5・ボクシングスタイル 師範補右足剥離骨折による。
木霊丸氏9R 千手丸氏29R・千木丸氏13R・八咫丸氏20R・弦音丸氏9R・上羽丸氏7R・出雲丸先生9R・天音丸氏7R
風門グループ稽古場所 地域貢献の一環として活動しているため入会金なし。
風門館田川道場 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00
ジュニアからシニアまで 1000円/1回
風門館八幡道場 八幡西区市瀬公民館 第2・4金曜日 19:30~21:00
*中学生からシニアまで 1000円/1回
日本拳法道小倉クラブ 小倉南区徳力市民センター 第1・3木曜日
19:30~21:00 ジュニアからシニアまで 1000円/1回
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
LINE:ID kirara1987 代表福光まで。
最近、ひたすら行事に追われている感がある。7月28日の佐賀の交流大会にて、千手丸師範補が右足剥離骨折になったことが判明。2週稽古を休み、3週目は、小倉南クラブてこ入れのためのイベント参加で、稽古を中止。
4週目にして、ようやく稽古に復帰。よく、試合経験の浅い者ほど勝ち負けに拘るが、その時点で、その人は見る側だと告白しているような者だ。やる側にとって、競技試合で、無事に帰還することがいかに重要かは、長くやったものほど、身に染みて分かる。
のべ800人ほど、教えたが、私が怪我に対して非常に神経質なことを大袈裟すぎるとか、門人を脅しているとのたまった人物がいた。そういう人間は、基本、大会に出ないで逃げ出すか、あるいは出ても一度だけで、二度と大会に出ない。
他流試合100本取りの行は、人が思う以上に過酷なのだ。
また、私が、神経質なのは、後遺症が残るような怪我に対してであって、例えば、今回のような剥離骨折の類いは、私にとっては、たいした怪我では無いと言うか、私の心配する怪我の範疇には入っていない。
人間は、誰しも、自分のレベルで世の中の現象を理解した気分になる。そこが大間違いなのである。何事も先達のあらまほしきことなりけれ?と言うのは、先達には経験値があるからである。
私も、38か9の時に、防具だったか?グローブだったか?覚えていないが、試合前の一週間前、後にプロのMMA選手となった、K君と最後のスパー中。腰骨にミドルを喰らい、こぶし大の内出血を起こしたことがあった。医者からは、その場所を蹴られたら、次は、破裂して、すぐ手術になるからと言われたが、それでも、大会には出て、一つか二つは勝ったと思う。
30代後半でも、あんな無茶を平気でやっていたらから、私の怖いと、世の中の人の怖いのレベルは違うと言うことは認識して置いてもらいたい。
さて、稽古内容は上記のごとく。粛然と進んだ。ラストは、まだ、足の怪我のことがあるので、無理はさせられないが、第35回日本拳法道格闘技選手権が、11月10日と決定しているので、試合に出る以上、乱取りは欠かせない。これが、競技武道の辛いところであるが、無事に帰還するためには、仕方が無い。
足が悪いなら、手業だけの稽古をする。とういことで、着面・無胴の鍛錬手合L1.5、それも手業のみのボクシングスタイルで90秒2R。
八咫丸道場長と弦音丸初段が、参加した日だったので助かった。平均年齢49歳の風門館から選手を送るのは並大抵では無いが、40歳以上・55歳以下で結成された風門館青龍隊は、打撃に関しては全員腕が立つ。
現役の師範補も46歳だが、道場長も48歳、指導員補も48歳。面付きライトスパーとは言え、ほんとにこんな事をさせていいのか常に悩んでいる。
しかし、出ると決めた以上は、引き返せない。青龍隊には、しんどい思いをさせるが、後、2ヶ月。犠牲になってもらうしかない。
競技武道の一番つらいところは、スパーリングパートナーが絶対に必要だというところにある。風門のような小規模・高齢化道場では、やりくりが難しいが、引退するならやはり最後は福岡武道館で終わらせたいというのが、親心でもある。
競技武道をやる以上、集客が一番重要になるので、日々走り回るしか無い。ちょうど、弱小相撲部屋の親方に似ていると思う。
最後に誤解を招くといけないので、再度確認しておくが、日本拳法道連盟では、40歳以上の競技試合は推奨していない。逆に、40歳未満で、福岡武道館に立ったことのない者には、二段は出さない。この線引きは徹底している。
特に、風門館は、競技武道である日本拳法道と護身武道である鎌倉古流福光派併伝道場であるから、私としては、40歳未満には、競技に出ることを前提の指導をするし、40歳以上の人には、護身・健身中心の護身武道を指導している。
執拗に書いているが、話してみると初心者には、全然伝わってないことが分かって、唖然とすることが多々ある。
確かに競技武道は華やかで有り、神々しい。しかし、護身武道で日々、技を練るのも楽しいものだ。
私は、66歳だから、競技の指導も、護身体術の指導も出来るが、それは指導者としての私で有り、芸法者としての私は小太刀の稽古がやりたいのが本音だ。
相手がいないので、稽古が出来ないが、相手さえいれば、また、土曜日に野天で小太刀や太刀の稽古を再開したものだ。