日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然 夏のカラフルストリー出陣 大成功!北九州市小倉南生涯学習センター 2024・8・18日

 

https://www.youtube.com/shorts/XclHzI6fCFc

 

令和6年8月18日。日曜日。午前の部・午後の部。晴れ 北九州市小倉南生涯学習センター

 

行者:千手丸氏・八咫丸氏・多聞丸氏・上羽丸氏 応援 雷電流・雷電師範

 

体験内容 ミット撃ち・ルール説明・手ほどきなど簡単な護身術・試合動画展示

 

風門グループ稽古場所 地域貢献の一環として活動しているため入会金なし。

風門館田川道場 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00

ジュニアからシニアまで 1000円/1回

風門館八幡道場 八幡西区市瀬公民館 第2・4金曜日 19:30~21:00

*中学生からシニアまで 1000円/1回

日本拳法道小倉クラブ 小倉南区徳力市民センター 第1・3木曜日

19:30~21:00 ジュニアからシニアまで 1000円/1回 

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

LINE:ID kirara1987 代表福光まで。

 

昨日、カラフルストリーに参加してきた。貴重な機会を頂き、改めて、ここで運営の方々に感謝申し上げます。

 

当日、蓋を開けるまで、どうなるのか全く予想が出来ない状態だった。このイベントに、誘われたとき、こんなチャンスは、二度と無いと思う反面、はたしてうちの体力でやれるのか?という不安とないまぜだったが、失敗を恐れていても撤退、同じ撤退に追い込まれるなら、橋は飛べと快諾した経緯がある。

 

風門館は、田川・八幡・小倉南、合わせて現在会員数12名だが、全員社会人である。日曜日に仕事がある人も多い。

 

従って、私一人の判断で、この話しを受けたが、当日、何人集まるか予測がつかない。最悪、私一人の場合、見た目にみすぼらしくなり、返ってマイナスイメーズを持たれることになる。

 

一度失った信用を取り戻すことは難しい。チャンスは常にピンチでもある。

 

それを考えると、当日、みんなの顔を見るまで、不安と期待と希望と絶望と、後悔と、しかし、チャンスを手放せば、小倉からの撤退は目に見えているという現実。

 

苦しかった。

 

仕事で3名不可。家庭の事情で一名欠・怪我で一名欠。2名は、当日までどうなるか分からないという状況だったので、祈るような気持ちだったが、雷電流からの応援、当日判断組み二名が参加。結局、6名参加でき、面子は保たれた。

 

今回の最大の目標は、体験が無くてもチラシ配り。そして、体験があれば、

 

 

とにかく、現在風門館が実質HPとして使っているヒトガラSTYLEのQRコードを読み込んでもらうことに置いていた。

 

ルール説明やミット撃ちをしても、風門館とは何かを分かってもらうことは難しい。しかし、ヒトガラSTYLEを読み込めば、そこから、インスタ・ユーチューブ・ブログに飛んでいける。

 

そこが、今回の最大の狙い目だった。

 

前置きが長くなったが、体験者は、10人もいれば、いいほどだろうとたかをくくっていたら、けっこう、多くて、次から次に来るので、10:30~14:00まで、休憩なし、常にフル回転状態だった。

 

我々の想定としては、30代から40代の男性、少年部が来るだろうと思っていたら、6割以上が女性であり、これには、驚いた。それも年配の女性が、けっこうがんがんミットを撃つので、新鮮な驚きを持った。

 

今後の運営・集客のあり方を示唆しているようで興味深い結果となった。

 

女性には、手ほどきという簡単な護身術を体験してもらったが、これも好評であった。

 

結果として、ミット撃ち体験は、喜ばれるということ。女性には手ほどきなどが喜ばれると言うこと。また、空手・柔道なの経験者には、やはり、防具の実物を見せ、ルール説明を実技で示すと、興味を持つことなど。新しい知見を得ることが出来た。

 

我々は、日本拳法道を説明する際、<防具着装・総合拳法>という言葉を使うが、世間には、全く通用しない現実も分かった。分かってはいたが、<防具を着けたキック+柔道>、このワードだと一発で通用した。

 

拘りを捨てるか?プライドを捨てるか?悩むとところだが、空道が、今、<空手+柔道>で売っているので、我々は、<防具・キック+柔道>という相手に分かりやすい言葉を使わざるを得ないという現実を受け入れなければならないだろう。

 

みんな、それぞれ忙しいので。14:30からは撤収準備・部屋の掃除と終えて解散。

 

最後に、雷電師範と多聞丸氏の3人で、ガストでミニ打ち上げ。3人とも、マニアックな武道流儀知識と交流豊富だから、話しがつきない。この内容を書くと相当長くなるので、武道・武術マニアの方、いつでも飲みましょう。

 

この36年間、いつも薄氷を踏む思いで運営している。知名度のない流儀の道場を預かっている以上、最初から自明なことであり、覚悟の上でやっている、今回も、何とか無事に乗り切った。

 

この安堵感は、何とも言えない。このイベントを紹介してくれたOさん。ポスターをただで作ってくれた運営主催者のAさん。最後まで、私の世話をしてくれた雷電師範と多聞丸氏。

 

小倉にやっと築いた橋頭堡を守るための体験教室だったが、田川・八幡西のメンバーが駆けつけてくれてやり終えることが出来た。

 

人の繋がりと言う言葉を良く聞くが、ドラマや小説で読むより、こうやって実際に生身で味わうことで、真に理解できるし、より、謙虚になれる。

 

私は、人に頭を下げるのが大嫌いな性格だった。だから、営業職には向かないと思っていたので、専門職に就いたが、それでも、顧客に対しては頭を下げざるを得ない場面も多々あった。

 

しかし、今は、そういうしがらみで、心を削りながら頭を下げるのでは無く、心から頭を下げ、心から、<ありがとうございます>が言える人間になった。

 

机上の学問では無く、実践することで、学び、感謝し、人として成長している。

 

よく、武道をして何の役に立つのかという問を受けるが、人として成長する場を与えてくれると答えている。言葉にすれば抽象的だが、生身で実践すればすぐに体感できる。

 

古希まで、あと4年もない。今は、古希まで稽古が目標だが、それを達成したら、次は喜寿まで稽古を目標としたい。

 

しかし、良かった。無事に、この風門初の大イベントを乗り越え、安堵している。私が、今何をしているか知らない連中から、退職したら暇でしょと言われるが、私に暇など無い。

 

集客も主たる目的だが、集客できなくても、2分から3分の動画を見せてプレゼンしまくっている。日本拳法道の認知度を上げるための努力。これで忙しい。

 

指導・運営・広報・集客・畑仕事・野良仕事・田川に二箇所・中津に一箇所、計三箇所の宅地・田畑の管理・墓の管理、孫守。

 

暇など無い。しかし、この常に脳裏をよぎる、不安・焦燥・多忙さ・成果を上げたときの喜び・人ととの繋がり。

 

おかげで充実している。66歳だから、いつどうなるのか自分でも分からない。芸法修練者の端くれとして、単に生物学的に生きていても、それは私にとっての生では無い。形稽古だけでもいいから、ぎりぎりまで芸法修練者の端くれでありたい。

 

しかし、いつ稽古できない状態が来るかという恐れと、一方で今の多忙さに満足感もある。長生きはしたいが、死ぬときには、やるだけのことはやったよねと言って死にたい。

 

最近、そんなことを考えながら、東奔西走している訳である。