https://www.youtube.com/watch?v=Cw1sTHR7zHs
動画:令和5年第8回風門祭日本拳法道錬成大会 L3・防具打撃の部
先般、7月28日。佐賀県唐津市における第1回日本拳法道交流大会において、木立先生より、40歳以上、50歳以上も参加できるより安全性の高いルールの開発をするようにとの指示を受けた。
元々、今回の交流大会に形競技を試験的に導入したのも、40歳以降や、女性、健康志向の各道場会員の活躍の場、発表の場を作るためということが趣旨であった。
そこで、10月の風門祭に於いては、以下の6種目を設定し、どの種目でも、自由に参加できるように研究してみたいと企画している。
風門館では、そもそも、未経験者を選手として育てるに当たって、従来5つの段階を設け、徐々に、本来の日本拳法道乱取り競技に到るよう工夫してきた。その段階を鍛錬手合レベル1から5として、普段から取り組んでいる。その鍛錬手合の各レベルをそのまま競技化しようというのが今回の試みである。
以下、簡略に示す。
鍛錬手合L1 目慣らし マススパールール 1分 延長無し 判定のみで決する。打撃のみ。ポイントはとならない。着胴・着籠手、中段・下段ライトコンタクト。面寸止め。強打、注意2で減点1P、場外注意2で減点1P、審判が故意によると判断した強打、KOなどは失格。また、故意ではないKOについては反則負けとする。
主審1名。参加道場の黒帯以上全員で判定する。判定の多い方を勝ちとする。
対象。50歳以上壮年男子・茶帯以下・女性・少年部
鍛錬手合L2 変手之部 トライアルルール 1分30秒 延長30秒
打撃 当て止め・引き手を取った場合、寸止めでも有効とする。着面・着胴・着籠手
投げは、足技のみ。寝技10秒。関節無し・絞めなし。強打注意2で減点1
対象:40歳以上男子・女性・茶帯以下男子
鍛錬手合L3 防具打撃之部 フレッシュマンルール
日本拳法道ルールの打撃だけの部門
上の動画が、L3。このルールの意図は、打撃から総合に到る日本拳法道スタイルの場合。まずは、打撃で撃ち合えることが最優先であるから開発した。この打撃で撃ち合えるようになって初めて、総合系の試合へと移行させていく。新人のためのルール。
対象:三段以下
鍛錬手合L4 壮年男子之部 日本拳法道LCルール 1分30秒・延長先取り1P30秒
日本拳法道一般ルールとの違い
打撃 一般部よりもやや軽めでも取る。強打可。KOはポイント差に関わらず即時一本勝ちとする。両者強打の撃ち合いについては審判が早めに止めるが反則とはしない
投げは、足技・腰技のみとする。
寝技10秒。関節・絞めなし。
対象:40歳以上壮年男子
形試合 指定型:日本拳法道連盟上受けの形 自由形:二人一組による自由演武 打撃3本・投げ1本・寝技1本で、構成。
以上、簡略に記したが、既に、L2以上については、ルール整備・また、試験動画等配信済みなので、今後、各ルールの詳細について、紹介していく。
なお、風門祭は、まだ、審判技術が低いため、NKD日本拳法道競技連盟・九州武道連絡会議加盟団体にしか案内を出さない。
非加盟団体でも、各道場の推薦がある場合、もしくは、福岡武道館に経験のある選手、もしくは団体の参加は歓迎している。
追記。風門祭に於いては、各選手の履歴・所属流会派・動画の非公開は一切認めていない。その点、ご承知の上で参加ください。