日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然 1名・トライアル開始。豊前福光派古術 当身 折鶴返 田川郡福智町武道館 2024・8・11

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令和6年8月11日。日曜日。午前の部。晴れ・熱暑・酷暑。田川郡福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・八咫丸氏・トライアル1名

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

護身

 

豊前福光派古術 小太刀・バチ術 

素振足 一本目:迎足、二本目:踊足、三本目:刺腰、四本目:歩足、五本目:舞足

袈裟返し、胴突返:変化・二刺小柄絡 

 

豊前福光派古術 素手第1法 当身:折鶴返  

 

受け返し返し稽古

羽手拳法1本目:直3連、二本目:左直左鈎右直

押手・羽根手

 

木霊丸氏9R 千手丸氏27R・千木丸氏13R・八咫丸氏19R・弦音丸氏8R・上羽丸氏7R・出雲丸先生9R・天音丸氏7R

 

風門グループ稽古場所 地域貢献の一環として活動しているため入会金なし。

風門館田川道場 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00

ジュニアからシニアまで 1000円/1回

風門館八幡道場 八幡西区市瀬公民館 第2・4金曜日 19:30~21:00

*中学生からシニアまで 1000円/1回

日本拳法道小倉クラブ 小倉南区徳力市民センター 第1・3木曜日

19:30~21:00 ジュニアからシニアまで 1000円/1回 

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

LINE:ID kirara1987 代表福光まで。

 

8月から、福智町武道館の料金が改訂され、2時間。1040円となった。以前から、門中には、この経緯について、話しはしている。本日、予約は、木霊丸師範のみだった。早速赤字かと覚悟していたが、前日に、先週体験に来たAさんが、本日からトライアル開始となり、また、どうなるかわからないと言っていた八咫丸道場長からも急遽予約が入り、300円✕3=900円。手出し140円の赤字で済んだ。

 

8月一杯は様子見として、800円/1回としたが、やはり、赤字状態が続くのは必定なので、9月からは、1000円/1回とせざるを得ない。

 

今後の見通しとしては、場所代の1040円の負担さえ、習う側にしてもらえれば良いので、1000円を上限とし、変動制にするという案もある。

 

例えば、本日のように3人であれば、400円✕3=1200円となるので、900円で良い。4人なら、300円✕4=1200円。あまりは、最悪のドタキャン。<来たのは雲母だけだった。>に備え備蓄。

 

とりあえず、9月からは、二人以下なら、1000円。それ以上の参加があれば、変動制で安くしたいと考えている。

 

細かいようだが、私は、教える側はボランティアが当たり前は、間違っていると思うので、収支については細かく記載している。

 

世の中には、鈍感な人もいる。来たいときに来て、しかも、安いのが当たり前という考え方の人間は、サービスをただで受けるのが当たり前という感覚の持ち主だ。私の長い経験上、そういう人間が集まると集団の質は下がり、結局、その集団は、崩壊する。道場に限らず、どんな集団であっても、配慮されるのは当たり前の人ばかりになったら、その集団は、崩壊する。元来、配慮とは自分がされるものではなく、自分が人にするものなのだが、残念ながら、戦後日本の悪弊が世の中を覆っているので、風門なりに、私は、その悪弊を正したいと考えている。

 

さて、運営上の細々は、1000円/1回で解決となったので、置いておくとして、本日の稽古は楽しかった。

 

本日は、師範補が仕事の都合のために欠席。現役のいないどさくさに紛れて、古術中心の稽古をする時こそ、私のHAPPY・TIME。

 

充実した一日となった。

 

先週だったか、福岡で高校生が通り魔的に刃物を振り回して、縁もゆかりも無い男性が一人顔を来られた。また、高級時計を盗もうとした中国人が、店員を刺して死亡。

 

風門館は、日本拳法道を看板にして、集客しているが、私は、競技武道だけのために道場を運営しているわけでは無い。護身実用とは何かを研究するための道場として、現在の風門館を起こした。

 

従って、豊前福光派古術連盟と #大人のための護身教室 は頻繁に掲げている。

 

習う側は、それぞれの都合、入門理由で入ってくるんだろうが、私は、看板に偽りありは行っていない。

 

競技武道と護身武道の並立は難しいと思われるだろうが、そんなことはない。比重が変わるだけだ。

 

難しいと感じるのは、一般的な武道・格闘技のバイアスがかかっているからそう見えるのであって、私の主義主張は、終始一貫している。

 

現在、他流試合100本取り敢行中の千手丸師範補においても、行法として取り組んでいるのであって、スポーツとしてやっている訳ではない。そこら当たりの説明を文字でしょうと思ったら、本を数冊書く必要がある。

 

分かりたいなら、長年、風門館で稽古するしかない。また、分かりたくないなら、武道・格闘技の道場・ジム飽和状態の時代、選択肢はいくらでもあるのだから、自分の感性と合うところを探せば良いそれだけのことである。

 

私も、集客のために走り回っているが、別に自分の懐を潤すためにやっている訳ではない。むしろ、金銭的なことを言えば、集客のために走り回れば走り回るほど、赤字が出て、腹が痛む。

 

ただ、人が増えると安く出来るから、自腹が痛んでも集客のために、金と時間を使っている。出来たら、700円/1回で、回したい。それが、私の理想だったので、そのために駆け回っている。

 

また、話しが横にそれたが、現役がいないときは、護身用の稽古の比重を上げる。本日は、小太刀の素振り、袈裟と胴突きに対する返し技。事件の詳細を見ても、肝腎なところが書いていないから、古術の形で代用するしかない。それでもいい稽古ができた。

 

また、佐賀の大会で師範補が風門流蹴手繰里ローキックを出したが、それのオリジナル。折鶴返も稽古。

 

こうやって稽古すれば、いかに、私が、古術を応用して、現代風にアレンジしたかの経緯が分かる。

 

私は、あまり、○○流が正統だとか言うのには興味が無い。使えるか使えないか。私の関心は常にその一点にある。

 

また、達人・名人がいることは確かだが、同時に、その達人の弟子が、100%達人になった事例を知らない。

 

私が、風門館で研究しているのは、週1・2時間が精一杯の普通のサラリーマンでも出来る護身の芸だ。

 

特殊な仕事や、特殊な経歴、あるいは、一日10時間以上稽古している職業武道家が、使えたからと言って、その技を果たして凡夫が使えるのか?

 

その技の普遍性・汎用性・再現性。そこに常に注目している。

 

風門館のベースは、日本拳法道+鎌倉古流福光派だが、この組み合わせの再現性・汎用性・普遍性はかなり高い。

 

それを一つは証明するために日本拳法道ルールでの他流試合に選手を送り出している面がある。

 

日本拳法道+鎌倉古流 これが、私の到達した一つの解だった。

 

今も、集客のために走り回っているのも、やはり、この研究の場を保持したいという気持ちが強いからだ。

 

もし、近場に、私の理想とする解を提供する道場があれば、そちらに行っただろうが、ありそうで無かった。

 

福光雲母・66歳の夏。ネット武道家とか、腹の出ているへぼ武道家とか揶揄されながら集客に駆けずり回っているのも自分の研究の場を失いたくないという面が強い。

 

集客は、メンタルが傷つく。時々、心が折れそうになるが、この暑い中、4人で好きな稽古が出来る場所は、ありそうでない。

 

古希まで、もう4年を切っているが、古希まで稽古できたら、次は喜寿まで、今日のような日々を過ごしたい。

 

かって、私より強い人間はいくらでもいたが、66歳の夏。形稽古だけとは言え、まだ、稽古している人間は、私の身の回りでは、ほとんどいなくなった。

 

私は、炎暑・酷暑の中でも、まだ、稽古をマイペースで続けている。

 

これが、風門館 #大人のための生涯武道 の一つのあり方である。