日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然 日本拳法道小倉クラブ 第8回稽古会 66歳✕64歳 古希まで続ける生涯武道 2024・8・1

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風門館徒然 日本拳法道小倉クラブ 第8回稽古会 66歳✕64歳 古希まで続ける生涯武道 2024・8・1

 

行者:雲母丸・出雲丸・多聞丸

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

風門館護身体術 蹴手繰里ローキック→肘鉄砲→立ち拉ぎ→置き車→蹴込み

 

日本拳法道形 5段の形 掛け受けの形 一本目・二本目

受け返し稽古・掛稽古

・喧嘩四つ対策 前拳流し受け→ローキック表裏

羽手拳法二本目 前直→前鈎→後直 押し受け・羽根受け

 

4月18日に、登録メンバー6人で起ち上げたが、かなりの冒険だった。いつ、来たのは、雲母だけだったと書く日が来るかとびびりながらやっているが、昨日も充実した稽古で終了。

 

慶事は、多聞丸氏が手術が終わり、動画撮影係・広報として復帰したこと。これで、当初のメンバー6人に復帰。

 

稽古内容は上に書いている通りだが、佐賀の大会で、千手丸氏師範補が、風門館得意の蹴手繰里下段で相手を転倒させると快挙を成し遂げたので、この技の解説と護身用の展開を説明しながら相当数こなした。

 

風門館では、日本拳法道+村上流+古術をベースに、私が独自に開発して、分類上、どれにも属さない護身用・競技用の手業が多い。そういうものは、後世の誤解につながらないように風門館護身体術として教伝している。私は、これがやりたくてかなりの自腹出費も厭わず、運営をし、集客に走り回っている。

 

「蹴手繰里ローキック→肘鉄砲→立ち拉ぎ→置き車→蹴込み」 例えば、これなどは、蹴手繰り下段が、日本拳法道ルールで私が研究して編み出したものだが、後は、古術の置き車と言う技の中の当て身・拉ぎ・投げ・極めをそのまま並べただけだ。当然、古術にスネを使って蹴る技など存在しいので、これを古術とは言えないし、日本拳法道ルールでは全てOKだが、この技を宗家から学んだ訳でもない。私のオリジナル+古術。

 

風門館には、そういう技が多い。それで、古伝の古術と区別して、風門館護身体術としている。

 

また、佐賀の大会で、宗家から五段の形4本の直伝を受けたので、細かい疑問点など実技を通して学んだが、やはり、難しい。合理にかける部分もあり、昨日も出雲丸先生と研究したが、疑問点は私と同じだった。ある程度仕上げておけば、また、9月の講習会で教えると言われているので、疑問点を集中的に聞きたいと予定している。

 

形と護身だけでは面白くないので、喧嘩四つ対策の下段の表裏と羽手拳法の二本目を稽古。

 

久しぶりに喧嘩四つ対策をしたので、頭がこんがらがって、動画を見ると出来てないなと普段の稽古量がばれてしまう。

 

しかし、押し受け・羽根受け・押し受けの複雑な動きが出来なければ、護身でも、競技でも仕えない。

 

初心者相手にブロックの指導が多く、押し受け・羽根受けの複雑系、特に喧嘩四つのはやったことがなかったと終わってから気がついた。

 

こういう、細かな甘さが、他流試合では、命取りになる。まだまだ、修行中です。

 

しかし、逆に言えば、出来ないから面白いのであって、これを何度も反復し、練って、練って、練り上げる。すると、自然と滑らかになる。

 

その時の気分は最高。多分、それが楽しくて60年も武道をやっているんだろうと思う。

 

出雲丸先生。空手五段だが、今はブラジリアンもやっているし、かって、薙刀もやっていたらしい。だから、二人の稽古の時は、武術的な研究になるから実に楽しい。

 

新人を育てるのも楽しい。現役を指導するのも楽しい。護身体術の研究も楽しい。そして、やっぱり、最後は深いところで技の研究が出来るのが一番楽しい。

 

私は、運営のための集客は、嫌で嫌でたまらないが、指導と研究は楽しくて仕方が無い。だから、半世紀以上続く。

 

8月も集客のために、プレゼン3本。体験教室一つ入れているが、一万に一人しかはまらない総合拳法・総合武道の集客は、心が削られ、痛い。しかし、集客と言うのは、金を使うか、足を使うか、時間を使うかの三つしない。金はないし、足を使うのが苦手だから、出来ることをやるしかないと覚悟はしている。

 

それと、小倉クラブ。運営費 1000円/1回 都度払い。出雲丸先生から1000円を頂いているが、場所代はただ。今は、クーラー代2時間1120円。私の交通費往復1320円 計1440円

 

ところがこれは、全く苦にならない。場所代がただだから、後の経費の赤字は、私が好きでやってることなので、逆に言うと1440円/1回で稽古に行ってると考えたら安い。

 

どうも、場所代の赤字を負担すると強度のストレスが生じるのは、第三次風門同志会時代のトラウマが凄かったと言うのもあるが、場所代を教える側が自腹切るのは、違うと言うのが強い。

 

私は、社会体育の指導者は、ボランティアが当たり前という習う側の姿勢に反発しているんだと思う。

 

武道は、ただで教えるものという風潮が長く続いた。その清貧思想の結果が日本武道の衰退を招いた一因だと思う。

 

私の指導料500円は、今後も変わらない。昨日、小倉クラブに行って、手違いで小倉駅まで行き、列車に乗り遅れ、帰り着いたのが、11:30分。それでも、気分は清々しい。なんでなんだろうと考えたら、小倉クラブは、場所代ただ。だからだと思いあたった。

 

それに比べ、福智町武道館は、いつも場所代の赤字が頭に重くのしかかって、稽古は楽しいが、ストレスがたまるばかりだ。

 

場所代200円+指導料500円は、私の理想型だったが、福智町武道館は、極力貸したくない一方で有り、しかも、福智町の住人0だから、なお苦しい。

 

毎回、稽古禄にこまごました金の話しを聞かされる方も嫌だろうが、私が続けるためには、無理しないのが一番だから、9月からは場所代込みで、1000円とすることにした。

 

これで、高いから辞めるというなら、仕方ないかなと思っている。田川でまともな柔道場は、福智町武道館一つだ。

 

連日、オリンピックで、柔道に金が期待されているが、まともな柔道場も、作らずに日本のお家芸の柔道には金が当たり前とか騒ぐマスコミに腹が立って仕方が無い。

 

政治家・マスコミ・一般大衆。

 

馬鹿なのか?指導者には、ボランティアを要求し、場所は整備しない。そのくせ、結果だけは求める。こういう戦後日本のあり方が、嫌いだ。

 

頂点を高くしたければ、裾野を広げるしかない。リアルスポーツに、奇跡とか美談とか

ばかり探しても根本的に強くはならない。柔道場がないという一番肝腎なところを誰も問題にせずに、毎日、TVが騒いでいるから、なお腹が立つ。

 

戦後日本をことごとく破壊するマスコミが嫌いだが、この4年に一度のオリンピックの度に、私の怒りモードに火がつく。