日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門之儀2023 第3回唐拳杯雑感 その2 勝ち負けに拘る。

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風門之儀2023 第3回唐拳杯雑感 その2 勝ち負けに拘る。

 

将棋であろうが、スポーツであろうが、勝負事である以上、必ず勝つか負けるかの二択しか無い。

 

そして、勝ち負けにものすごく拘る人が、一定数いる。

 

もちろん、勝ち負けに拘ってはいけないというのではない。本当の勝負師は、例外無く勝ち負けに拘る。

 

ただ、一流でも無い、我々のような草の根レベルでは、勝ち負けにものすごく拘る人間で、拘るから、試合に出ないという人間がいるのも事実だ。

 

試合に出る。負ける。悔しがる。ものすごく負けたことを悔しがり、ふて腐れる。ここまでは理解できる。普通、その悔しさをばねに、次の試合に備え、練習し、勝利を掴み取る。これが、TVなどでよく流れてくる美談だが、

 

現実社会には、不思議な人間がいる。負けて悔しいから、そこから練習して、次の勝利へ向けて努力するのでは無く、勝ち負けに拘るから、次からは試合に出ない。そういう選択をする人間に過去何度も出会った。

 

私には、理解しがたいが、そもそも、週1回2時間程度のゆるい練習しかしていない風門が、他流試合に出ること自体、けっこう狂気の沙汰なのである。

 

戦わなければ百戦無敗。私は、そういう考えが嫌いだ。ただし、試合に出ないことを責めたりとかしたことはない。

 

逆に、試合に出たこともない連中から、私の無様な負け試合を笑われたことは何度もある。特に、戦わなければ百戦無敗とかいう人間に限って、人の無様な負け試合を笑いものにする傾向があった。(私に関しての話し)

 

<人の痛みを知る>というが、やはり自分が痛い目にあったことのない人ほど、人の痛みに鈍感な傾向があるような気がする。

 

風門館では、40歳以上は、試合NGでも大丈夫だ。護身として、武道を稽古しているので、競技至上主義では無い。

 

ただし、試合に出たこともない人間が、人の試合を見て、笑ったりするようなことは厳禁している。

 

過去、人の試合を見て笑った人間は、必ず大会にエントリーさせた。その結果、そういう人間は、試合前に逃げ出す。

 

勝負事には、負ける勇気がいるというのが、風門館の考え方だ。私は、戦わなければ百戦無敗という考えの人間より、百戦0勝でも、闘った人間を評価する。

 

千手丸3段も、今年で45歳。コロナで貴重な3年間を無駄にし、久しぶりの大舞台で、巨神兵相手に、派手にぶっ飛ばされて負けたが、私は、最後まで、拳を降り続けた彼を誇りに思っている。

 

「一つ、我々風門は、一矢報いるを以て風門之意地となす」

 

これが、風門館の道場訓だ。我々と一緒に闘う仲間を探している。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。