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最近、会員のS氏から、風門館の説明を口コミでする際に、日本拳法道とはどういうものかという質問が多いということを聞いた。
このブログのカテゴリー<日本拳法道とは>に、32本ほど記事を挙げ、説明しているつもりだったが、何しろ認知度が低く、しかも、ここ二年、コロナの影響で、大会も開かれていないので、新規会員は、日本拳法道ルールの大会を生で見たことがないのが現状だ。
そこで、今回から、シリーズで、技術解説を交えながら、日本拳法道ルールの特徴などを解説することにした。
第1回は、組討。風門館の得意技・横掛横捨身(豊前福光派古術の応用)について。
日本拳法道は、軽量防具を使用した徒手総合武道であるが、ローキックがあるため、源流である日本拳法よりも、空道やMMAに近いところがある。
打撃6・投げ3・寝技1となるようルールが設計されているため、実際の試合なども確かに、そういう割合になることが多い。
そのうち今回は、投げに関して。
打撃から入っても、組み合になることが多く、その際、投げ技を知らないとなかなか勝てないルールになっている。
風門館では、私を始め、柔道経験者が0なので、私の学んだ福光流の古伝組討術を応用しながら、他流試合を闘ってきた。
その際、組討初心者でも比較的短期間に習得できるのが、この横掛横捨身である。
もちろん、ヒントは、ヒクソン・グレシーにある。実際の試合では、何もタックルに入る必要は無い。当身から撃ち合って、組み合になった場合。この横掛横捨身が威力を発揮する。
千手丸三段も、武道・格闘技経験0で入門してきたので、この横掛横捨身を試合用に教えたところ、けっこうこの技で、柔道経験者などに対抗できた。また、投げを知らない空手出身者などには、けっこう勝ててるので、彼の得意技となった。
こんな感じで、風門館では、当身は日本拳法道、組討ちは福光流を使って、他流派と防具総合ルールで試合している。
週1回2時間の草の根アマチュア集団だから、特別強いという訳ではないが、認知度0の田舎道場の割には、けっこう、有力な選手と互角に闘えるので、知る人ぞ知る道場となっている。