https://www.youtube.com/shorts/6Cj1R6blz_Q
古術では、構えている前足の方へ、舞足を取れば、それを表という。
通常、表裏・変化と同じ手業の中に、数手ある。
この鷲掴・表は、左構えの脇に対して、仕手が右拳で直突きに来たときの手業である。
入り身しながら、左手で相手の手をはねあげつつ、右手で拳を鷲掴みにする。
そのまま、舞足で死角に入り、拉ぎ取りで極める。危険な技なので、稽古の時は、体捌きに重点を置き、極めない角度で、まずは、入り身と舞足陰陽・拍子取りの稽古をする。
ポイントは前に出て距離をつぶすことにある。
護身実用とは、壊せば良いと言うものではない。仕事絡みの対面窓口や営業の場合。いきなり殴りかかられたとしてもすぐに当て身で反撃という訳にはいかない。しかし、一方的に殴られた場合。当たりどころが悪ければ失明にいたる場合もある。
自分の身を守りつつ、過剰防衛からも社会人としての食い扶持を守る。私にとっての護身実用とはそういう技法群を指している。
風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。