日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館。大人のための部活動。46歳の出会い。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。

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武道に限らず、習い事全般に言えることだが、「利害のない出会いの場」の良さというものがある。

 

社会人の場合。人との出会いは、利害絡みが多い。しかし、習い事・芸事での出会いには、そもそも利害というものがない。利害抜きで出会える場を、大人が持つと言うことは、実は貴重だ。

 

綺麗事だけでは済まないという反論もあろうが、少なくとも職場よりは、人事や金の絡みが無いだけに、確率的に、良い出会いとなることが多い。

 

八咫丸氏とS氏。ともに46歳。八咫丸氏は、現在5級だが、フルコン・ボクシング・KBなどの打撃経験が、2年ほどあり、打撃だけなら、日本拳法道では初段クラスだ。これに対してS氏。武道未経験だが、野球歴が長く、指導者としての経験もあるので、指導者側・運営者側の気持ちも知り尽くしているだけに、非常に頼りになる。

 

同じ年ということもあるんだろうが、この二人非常に仲が良い。

 

八咫丸氏、40も半ばを過ぎて、自分のポテンシャルに気づいたようで、技術習得に余念が無い。

 

また、S氏。今の時点では、最も経験値が浅いので、皆に追いつこうと熱心に取り組んでいる。

 

少年漫画によくあるパターンで、実に好ましい。

 

64歳の私でさえ、体は、老いているが、心は、未だに、高校生である。

 

40も半ばを過ぎて、貴重な休日の午前を潰せるほど夢中になれるものに出会えた。それが、幸福なのだ。

 

ヘルマン・ヘッセの小説に、「少年の日の思い出」という作品がある。切ないストーリーなんだが、少年が、蝶集めに夢中になっている情景を描いた場面が、私には忘れられない。

 

私は、30代の時、まさに、その「少年の日の思い出」にあるような熱情的な日々を過ごした。

 

あの何とも言えない、感情のむせかえるような日々は忘れがたい。

 

もう一度、あんな日々に戻ろうとは思わないが、「蝶に夢中になる少年達の気持ち」は知っている。

 

男という生き物は、幾つになっても少年である。

 

だからこそ、大人になっても「少年の日の思い出」を作りたい人たちと生きていきたい。

 

それが、私の生き甲斐である。

 

田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。

1レッスン制。700円。無料ON・LINE講座を利用すれば、月1ペースでも、十分上達可能です。

 

風門館事務局。0947・32・3550。(代表福光まで)