日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館。大人のための護身教室。入会5ヶ月目。46歳・未経験S氏の鍛錬手合L1.5。田川郡福智町武道館。2020・4・10

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https://www.youtube.com/shorts/o_4mH7Lpxa8

コロナが無ければ、4段の千手丸氏と着面、マス・スパーを行うS氏。

入会5ヶ月目。46歳。武道・格闘技未経験。

 

 

風門館。大人のための護身教室。
46歳・武道格闘技未経験・入会5ヶ月目。S氏の無酸素・10秒ラッシュ。脇を締めて直突を打つこと。これが日本拳法道の最初の一本。才能のいかんに関わらず、打撃未経験者は、半年かかる。これが、出来るようになると5級。
 
「大人のための護身教室」を謳って活動しているため、風門館には、40過ぎの人からの問い合わせや体験入門が多い。
 
その際、最も出る質問が、「40代後半から始めても、出来ますか?」というものだ。
 
本人が何を目的にやりたいのか?どのレベルまで行きたいのかにもよるが、
 
「護身・健身・修身」が目的なら、それはできる。
 
プロになりたいとか。競技でチャンピンを目指したいとなったら、それは、無理だと答える。
年齢のこともあるが、基本、週一回2時間の稽古で、格闘技のプロになれる訳がない。
 
また、アマの大会でも、決勝まで、5回闘う規模のトーナメントで、1回戦を勝つだけでも、週一回2時間の稽古で、出来るはずがない。
 
アマの草の根であっても、勝負事は厳しい。
 
しかし、護身目的であれば、年齢に関わらず、技術は確実に伸びる。ただし、時間と正比例する訳ではない。階段状に伸びていく。
 
上達するまでには、何度も壁が現れる。いわゆるプラトーが、半年毎に訪れるというのが、私の感想だ。
 
それは、夢中になってやっていた技術が、ある程度身についた段階で、自分が自分の技術を冷静に観察できるから起こることで、珍しい現象でも何でも無い。
 
問題は、そのプラトーに耐えられるかどうかにかかっている。
 
私は、武道の才能のうち、一番重要なのは、根気力だと言うのを常に強調するのは、才能がいくらあっても、プラトーに弱いタイプを多く見てきたからだ。
 
プラトーは、熱心であればあるほど、五里霧中の迷いの道にとらわれて、ストレスになる。
 
そこで、辞める者が多い。
 
だから、武道の場合。段・級が意味を持ってくる。
 
茶帯なら、茶帯までの、黒帯なら黒帯までのプラトーを経験していく。それに耐えた者だけが、先へ進んでいける。
 
風門館が、武術でもなく、格闘技でもなく、武道の稽古会を名乗っているのは、道を歩くことが行だと思っているからだ。
 
日本人は、古くから言霊信仰を持っているが、言霊という言葉を使うと、何か怪しげに聞こえるが、言葉とは思想であると言うことが分かれば、言霊の重要性も理解できる。
 
武術、武道、格闘技。言葉が違えば、最終的に目指す場所が違う。
 
風門館は、武道を稽古している。その意味が分かるようになるまで、私は、40年の歳月を費やした。
 
つまり、言葉一つでさえ、自分が得心するのに、40年の歳月かかかる。
 
さて、最初の質問へ戻ろう。
 
「40代後半から始めても、出来ますか?」
 
私は、出来ると答えている。「護身・健身・修身」が目的ならば。
 
言葉では、分からないから、映像で風門館の答えを用意した。
 
動画は、昨年12月末に入会したS氏の、鍛錬手合とサンドバッグ撃ち込み稽古の様子だ。
 
46歳。武道・格闘技未経験。途中コロナで閉館などもあったので、実質。4ヶ月くらいだろう。
 
この動画を見て、4ヶ月で、この程度かと思うなら、あなたは、他の道場なり、ジムに行き、著名な指導者のもとで、稽古したらいい。
 
週1回・2時間。しかも、打撃・投げ・関節・絞め・寝技の全てを網羅する日本拳法道ルールで稽古している4ヶ月でここまで、出来るのかと思ったら、風門館で一緒に稽古しましょう。
 
しかも、1レッスン・来たとき払い。700円。月1でも、2ヶ月に1度でも、私の方からは、一切強制などしない。
 
何を選ぶかは、個人の自由だ。多くの選択肢がある時代。我々風門も、その選択肢の一つとしてあれば、良いと思って、広く、我々の理念に共感する人を探しているだけだ。
 
 
田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。
 
風門館事務局。0947・32・3550 (代表福光まで)