https://www.youtube.com/watch?v=wj0HN3oEH2w
この質問は、なかなか、難しい。結論から言うと、人によるとしか言いようが無い。
今まで、風門館で、鍛錬手合L4を取っていた最高年齢は、秋月流の宮崎宗範で、55歳で、20代の現役バリバリと、ガンガンやっていた。
ただ、宗範の場合、一般人ではないので、普通の社会人の参考になるかどうかは分からないと言うのが、正直なところだ。
ただし、この動画にあるように、L1.3。着面・着籠手。面触れ止め・他ライトコンタクト。これなら、かなりの年齢でもいけるのではないかと考えている。
白面は50歳のTO氏、黒面は、46歳のTA氏だが、TO氏はボクシングの経験があり、TA氏には、フルコンとボクシングの経験がある。
しかし、経験有りと言っても、試合経験などは二人ともないそうなので、アマでも、本格的にやったというレベルではない。
その二人が、このL1.3だと全く負担を感じないと言っているので、このレベルの鍛錬手合であれば、50歳から60歳までは、やれるのではないかと感じている。
なお、45歳以上で、体調などの関係があり、スパーが出来ない人に関しては、完全寸止めのL1でも、審査は受けることが出来るので、心配はない。
風門館では、40歳未満の組手NGは、日本拳法道コースでは認めていない。そういう人は、福光流のコースでやってもらうことにしている。そこらへん、説明をよく聞かずに勝手に勘違いする人がいるので、何度も、話すのだが、理解できない人がどうしても出てくるから、困惑する。
40歳以上になったら、経験値や身体状況・本人の意志などを考慮しながら、L1からL4までのどの段階までやるのかを決めていく。それでも、組手NGはお断りしている。最低でも、L1はやってもらわなければならない。
60歳以上、5段以上になったら、審査は、形のみになる。
ざっくりとした感じで、明確な規定ではなく、慣習としてそうだと言うことだが、
風門館は、全て私が基本なので、40歳以下で4段以下は、現役制が基本である。
私は、40歳の年に、アマKBのリングに二度上がり、硬式空手の全九州でベスト8・日本拳法道福岡武道館にも出場と。その一年だけで、4本のトーナメントに上がっている。
私のような、一般社会人と比べても、病弱で、弱者でも、それだけのことはやれるのだから、たいていの人間なら、私程度のことはできるはずだ。
ただ、40代・50代がどこまでできるのかは、未知な部分がある。
現在、千手丸氏が44歳。また、雷電流の雷電代表が46歳。まだ、現役であるから、そこら辺まではやろうと思えば出来ると言うことだ。
しかし、逆に、41歳以上の人には、私としては、あまり激しい組手法は勧めていない。
後々の後遺症のことなどを考えるとあまり激しい組手法は怖いというのがある。一方、護身実用における拍子の読み方、反応力の鍛錬なには、鍛錬手合は絶対に必要というのが風門館の考えだ。
となると、その相矛盾する健康と実用のバランスを考えると、このL1.3と言うのがちょうど良いのではないかと言うのが、現在の風門館の方針ということになる。
答えとしては曖昧になるが、L1.3なら50代でも十分出来るというのが、風門館の答えだ。このL1.3でも、けっこう楽しめると思う。
是非、無料体験入門を利用して、実地に見るのが早いと思う。