https://www.youtube.com/watch?v=iTfe3zpYpfA
躰道と言うのは、武道界でも相当マニアックな部類に入ると思う。恐らく、武道関係者でも、2・3段クラスだと知らない人が多いのではないか。
しかも、このアクロバティックな動きは、入るにはハードルが高い系だと思うが、この異常な盛り上がり方がすごい。
会場には、OBとか、選手の家族など、関係者しか来ていないと思う。
分かってる人にしか、わからない世界なんだろうが、逆に言うと、だから、盛り上がるとも言える。
分かっている人間の集まり、要するに会場も、概ね、やってる側の人間だからこその盛り上がり方なんだと思う。
これが、俺の理想だ。
やる側の人間で、福岡武道館を満席にする。東京武道館ではない。福岡武道館だ。
ちっちゃい夢ともいえるが、後20年かけて、果たせるかと言うと、心もとない部分はある。しかし、実現不可能とも思えない。
こんな異常な盛り上がり方の大会にすること。第一、俺が現役の頃は、この動画より、もっと、客席が埋まっており、応援とヤジと怒号が飛び交う中で、試合をしていた。
そこまで、取りあえず戻す。
死ぬまで、俺は、あがき続けると思うが、多分、悔いはないだろう。
たまたま、見た、武道関係の雑誌の1Pから、日本拳法道と出会い、来年4月で、ちょうど29年。長い付き合いをすることになってしまった。
それが、まさか、こんな長い付き合いになるとは、思いもしなかったが、ここまでくると、どこまでも、いってみたくなる。
けっこう連盟に貢献したと思う。
後、20年で、風門直系の支部を二つか三つ、それと、大学を一つ落としたい。
来年4月で還暦。文字取り、0から始めるつもりで、もう20年。やってみたい。
俺の小さな熱で、何事を生み出せるのか。今更、失うものがあるわけでもなしだからこそ。やってみたい。
林子平は、
<親もなし、妻なし子なし、板木なし、金もなければ、
死にたくもなし>と詠んだが、俺の場合。後20年は、贅沢さえしなければ金には困らないと思う。
親もまだ元気だし、子供は、とっくの昔に、巣立って、誰の世話を焼かなければならないと言うこともない。第一ネットのおかげで、版木がある。
だから、死ぬ気がそもそも、0だ。
こうやって振り返ってみると、俺に残ったのは、日本拳法道と古術だけとなったが、それを育てて死ぬのもいいかなといよいよ思う師走の頃だ。