日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館粛々。48歳。鍛錬手合L1・デビュー。田川郡福智町武道館。2022・1・17

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https://www.youtube.com/watch?v=N8PcfWuCFPk

 

令和4年1月16日。日曜日。午前の部。小雨。田川郡福智町武道館。

行者:常磐丸氏。T氏。S氏。

 

稽古内容。体術護身、体術総合。

豊前福光派古術:拍子取:背後・外羽根

風門館身体鍛12種:1種目から7種目。

風門館当身拳法基本素振り12ヶ条。1ヶ条~6ヶ条。

風門館素振足12法。第1法・踊足四方八方

受け返し稽古:回し蹴り防御・固め受け・鷲掴み

サンドバック:30秒×2

遠当法:常磐丸氏・S氏。1分1R

鍛錬手合L1:T氏・S氏。1分1R

鍛練手合L1.5、L2 1分2R:常磐丸氏・T氏。

 

今日も、忙しい二時間だった。何しろ世情は、変異種の感染拡大で、慌ただしい。風門館も、本拠地福智町武道館が、いつ閉鎖になるか分からない状況でやっているので、閉鎖に備えての諸々の連絡などを行うつもりだった。

 

ところが、そこへもってきて、東大前で、3人が無差別に襲われる刺傷事件有りとのニュースが飛び込んだ。

 

風門館としては、捨て置けない。新聞などの情報をもとに、急遽、福光流の背後から襲われたときの手業を2種。軽く稽古。

 

取りあえず、こういう技があると言うことを知らせるに留めた。

 

万が一、月曜日にマンボウが出たら、今日が最後の稽古となる。野天での稽古は続行するが、感染症の難しいところは、濃厚接触者は、10日間隔離されるというところにある。

 

風門館の会員・門人・門中が、感染した場合。我々も濃厚接触者となって、仕事に穴を空ける結果となる。

 

こういう場合の職場の目は冷たい。だから、野天での稽古も強制はできないので、各自の判断となる。

 

そこで、武道館閉鎖となった場合。これだけはやってほしいという身体の鍛えと7種と

素振り足の基本。踊り足を最優先にした。

 

日本拳法道は、素振りの6本と、踊り足ができれば、あとは、自然に覚える。既に、素振りの6本は、動画に撮り、流しているので、本日は、歩法で最も重要な踊り足の説明と稽古法を動画に撮った。

 

マンボウが発令されると、職場によっては、趣味・道楽等の出入り禁止となる場合もある。もちろん、表だってそういうことを言える時代ではないが、それこそ、職場の無言の圧というものがある。

 

そういう場合は、ON LINEで自習してもらえるよう取りはからっている。

 

これだけでもとにかく忙しかったが、後は、普段通り粛々と稽古を進めた。

 

ラストに遠当。鍛錬手合を行ったが、昨年末に入会したS氏が、なかなか、動きが良いので、T氏の意見も聞きながら、L1で一本取ってもらった。

 

大成功。十分やれる。L1は、着籠手・素面・素胴で、面はスキンタッチ、他はライトコンタクト。

 

簡単そうだが、初心者では、ここまで来るのに、普通は、半年をかける。S氏。非常に熱心であり、武道・格闘技は未経験だが、野球をしていたとのことで、運動能力が高い。

 

遠当をみていても、いい線いってると思っていたが、思った以上に早い仕上がりだった。無論、技術的には、まだまだ、直す部分は多々あるが、時折放つ左直突きは鋭い。

 

未経験・48歳で入会だが、仕上げる自信はある。6月には、昇級審査でいいだろう。

 

こうやって、一人一人、仕上げていく。こういう時が、指導者として一番嬉しい。

 

風門館の場合。競技・段級とは、別に、鍛錬手合と言う挑戦すべき目標・壁がある。

 

L0の遠当から始め、寸止めのL1。からL1.5。L2。L2.5。

 

この階梯を登っていくのも、なかなかの行となる。50代でも、L5までは、行ける。

 

人と競い合う、競技も魅力があるが、自分と向きあう鍛錬手合もまた、妙である。

 

自分がどこまでいけるか。自分と闘う。それを、風門では、御道の行といい。修身がなるともいう。