https://www.youtube.com/watch?v=6rDaNkr0FGI
風門館Q&A 護身術は役に立ちますか?
こう言われると返答に困る。役に立つと断言できるほどの腕ではありません。しかし、護身実用とはいかにあるべきかを常に考えながら、研究している団体です。としか、答えようがない。
むしろ、こちからそういう人には、質問をする。万が一の際、あなたは、家族や恋人を捨てて逃げますか?
逃げたらよいは、独り者の発想だ。都会の個人主義的な社会の発想だろう。しかし、我々、田舎者は、万が一の際には、家族連れである可能性の方が高い。
だから、最後は、その人の生き方の問題に帰結するのでは無いかと思う。
最悪の場合。己の身を犠牲にしてでも、族人・族党を逃がす時間を稼ぐために戦う。その際、強ければ、強いほど時間が稼げるし、己自身も、生き残る可能性が高くなる。
逃げ場の無い場所・逃げられない状況。その際に、無抵抗で死ぬ道を選ぶのか?抵抗して、家族だけは、逃がす時間を確保するのか?
究極的には、そういう、覚悟の極め方を、武術技の錬磨と共に、養成していく。そんなところなのではないだろうか?
他は、知りません。風門は、そういう考えのもとに、週一稽古を続けています。実際は、役に立たないかも知れない。しかし、役に立たないから、無駄だからと言って、何もしていなければ、確実に不合理な暴力によって、己一身も、族人・族党も皆殺しにされる可能性は限りなく高い。
であるならば、生き残るために、一分(いちぶ)の可能性に賭けたい。
風門の護身とは、その程度の代物です。それで、良かったら一緒に稽古しましょう。
そいう話を、質問があったときはしています。