風門館 大人のための護身教室 日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 公式ブログ

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豊前福光派古術。問答2。技か力か?小田急線刺傷事件を受けて

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https://www.youtube.com/watch?v=8kkkxr_tZog

 

技か力か?無論、どちらもあった方が良いに決まっている。問題は、凡夫にとっては、職が最大の護身と言うところにある。

 

単純な話しだが、サラリーマンが、普通、技術練習と筋肉トレーニングと両方できるものであろうか?ネットでは、すごい人たちの記事を見かけるが、私のリーマン経験からして、武術と力の鍛錬を三日ずつ行えば、休養は一日しかない。仕事をした上で、それだけの稽古が出来る人というのは、その時点で身体が頑健なのではないだろうか?それを凡夫が何十年と渡ってできるものか?そのこと自体、いつも疑問に思っている。

 

さて、話しを戻そう。技か力か?どちらかを優先するしか時間がないとすれば、徒手徒手なら力が重要である。しかし、今回のような、逃げられない空間で、刃渡り20cmの牛刀で刺されるとなるとむきむきに鍛えた筋肉は、役に立たないだろう。

 

刃物に対しては、力よりも体捌きが重きをなす。徒手対得物、得物対得物の場合。得物の破壊力・殺傷力が十二分にあるわけであるから、必要なのは、体捌き・入り身となる。古術では、入り身・舞足を基本的に多用する。

 

環境の変化とは、即ちルールが違うと言うことだ。それによって有効な技術が劇的に変わる。そういう事例を我々の世代はブラジリアン柔術の登場でいやというほど見てきたはずだ。

 

要するに、万が一、日本の治安が悪化した場合。徒手徒手の発想ではやっていけなくなると言うことだ。その点は、頭において置く必要がある。この事件の後、立て続けに刃物による刺傷事件や刃物を持った脅迫事件などのニュースを見た。

 

戦後日本の平和な時代も終焉を迎えつつあるのでは無いかと不気味な思いでいる。案じて何も無ければ、それこそ、幸いだが、万が一は、明日来るかも知れない。それに備えるには時間がかかると言うことも忘れてはならない。

 

また、こういう話しをすると、この銃の時代に得物の修練とか無駄だという馬鹿な人間が現れるが、自分の言ってることが認識できているのだろうか?ここは、日本だ。拳銃を所持している時点で銃刀法違反で、リーマンなら失職。職を失い、食を失うことになる。現行の日本では、一般人が銃を持つという選択肢はない。ちなみに、猟銃を保持したとしても持ち歩けば、即座に逮捕だろう。

 

得物については、あまり口外できないが、刃物を持つ必要はない。得物>刃物の関係である。

 

その点、古術には、バチ術と言う短棒術があり、これが、現代社会に於いてもそれなりに通用する。少なくとも徒手対刃物よりはましである。

 

私は、日本の治安が悪化するようだとバチを持ち歩くつもりでいる。特に、相手が刃物を持っていた場合。過剰防衛などは気にしない。殺されても、精神に異常があるとして相手は死刑にならないケースが多々ある。正当防衛はすぐに過剰防衛になるにも関わらず、犯罪者には非常に甘いのが現代の日本である。

 

バチで、籠手を打ち折り、過剰防衛に問われたとしても微塵も後悔しない。

 

バチの使い方も古術の拍子取りを稽古していると自然に覚えられるように出来ている。また、徒手対得物という最悪の場合でも、体捌きと入り身で致命傷をもらわないという可能性は、修練する度に上がるだろう。

 

ここで、重要なことは、我々も凡人だが、刃物で無差別に人を刺傷するような人間に武術の達人はいないと言うことだ。つまり、刃渡り20cmの武器を持っている点のみが脅威であって、相手も素人だと言うことだ。

 

万が一に遭遇した場合。この点をしっかり頭に刻み込んでおけば、パニクルのをいささかでも防ぐことが出来る。

 

門中・門人諸氏は、私の問に対してどう考え、答えるか。ちなみに、古術の問答に正解はない。状況は常に同じではない。あるのは、自分なりの最適解があるだけだ。しかし、リアルに考えることで、普段の稽古の質も違ってくる。

 

緊急事態宣言で、休館中の今。万が一に自分ならどう対処するのか?それを問答することに意味があるのだ。