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映画・「日本独立」

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憲法とは、国家の根幹で有り、骨格とも言うべき基本法だ。

従って、独立国家の憲法は、その国民が制定するのが常識だ。

しかし、世界に唯一、他国から軍事占領されている間に押しつけられた恥ずべき憲法がある。それが、「日本国憲法」だ。

 

戦前、日本は、自らの手で、独自の憲法を制定した法治国家であった。その憲法の不備の指摘や評価は、日本国民がするものであって、他国から干渉されるいわれはない。

 

にも、関わらず、軍事占領下で、日本人が作った憲法は無理矢理破棄させられ、奇妙で違和感しか無い日本語で書かれた、とても、独立した国家の憲法とは言えない物を、アメリカの都合で押しつけられ、その間の事情は一切封殺されてきた。

 

戦後も76年たったが、そもそも、自衛権の明記されていない憲法を持つ独立国家というものが、世界中にあるのだろうか?

 

この映画も最初はうさんくさい思いで、レンタルした。内容的には、不満な部分もあるが、アメリカに力尽くで押しつけられた憲法であるという事実は、明確に描かれている。その点は、評価したい。

 

ネットの時代、やたら歴史に詳しい人も多いが、一般的には、多くの日本人が、現行憲法の出自などに関心を示さないのが実情であろうし、また、多くの日本人が、その出自を知らない。

 

日本が真に独立するためには、国家の基本法である憲法は、自前で作るのが当然である。戦後76年たって、こういう映画が作れる時代になったというのも国民世論が、言論が封殺された占領期間中に何があったのかを知りつつあるからだろう。

 

ネット全盛と言うが、やはり、映画やTVの力は相変わらず大きい。軍事占領期間中にアメリカから押しつけられた憲法であるという事実を知らない日本人に、この映画によって、その事実を知らしめることは一つの前進である。

 

敗戦から76年。真の独立を勝ち取るために。遅々として進まない感があるどころか、むしろ後退しているのでは無いかと思う時もあるが、真実は隠せない。それを信じるしかないだろう。