日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然。馬乗り返し。田川郡福智町武道館。2021・7・11

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https://www.youtube.com/watch?v=yRSi-t3jgaA

 

令和3年7月11日。日曜日。午前の部。快晴。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・T氏。

 

稽古内容:体術総合

 

風門館護身体術:馬乗り返し4種。外絡み・内絡み・両絡み・腹絡み

風門館護身体術:膝返し表裏 十文字内回矢倉返・十文字外回横車

 

当身:着胴打ち込み稽古6種

鍛錬手合 レベル1・5 1分3R

サンドバッグ 30秒×3R

 

本日から、千手丸氏が復帰。まだ、当分仕事が多忙で、月1・2ペースになりそうとのことだったが、それでも、稽古に復帰できて良かった。

 

民間企業も、コロナのせいで、昨年度は大赤字。今年稼ぎ出さないと会社の存続に関わるというのはどこも同じ状況だと思う。飲食・旅行関係などのサービス産業に至っては、惨憺たる状況であるから、まずは、稽古に来られているという状況をありがたいと思わねばならない。

 

さて、本日の稽古内容について。

風門館では、同じ手業は、三度繰り返して稽古するのを習わしとしている。これは、当然、一度や二度では、新しい動きは覚えることが出来ないからだ。

 

ならば、毎回すれば良いだろうと言う意見も出るだろうが、日本拳法道ルールは、アマチュアの総合系としては、空道並みに技の自由度が高い。

 

それへの対処を、週一回二時間でやろうとすると優先課題が多すぎて、普段、寝技まで手が回らないというのが実情だ。しかも、その3回のうち、毎回出席するものは数少ないから、ここらへんが指導をする上で頭を悩ませるところである。

 

しかし、同じ手業は3度しかしないが、そのうち、また3度するるわけであるから、何年も稽古に通ってくるとやはり、亀の甲より年の功ということになる。

 

また、風門館護身対術と言うのは、日本拳法道ルールや路上の護身術として必要な技であり、かつ、日本拳法道や福光流本来の形からは、アレンジしすぎて、区別した方が良いだろうという技法群をそう呼んでいる。

 

私の学んだ空手由来のもの。交流のある他流から学んだもの。ユーチューブでパクッタもの。それらを、日本拳法道と福光流をベースに風門が使いやすいようにアレンジして、実用に耐えると判断したものをそう区分けしている。これが、なかなか他流試合では威力を発揮するので、32年に渡る風門館の他流試合の成果と言えるだろう。まさに、我々が、汗と緊張・恐怖で勝ち取った宝物でもある。

 

そういう新しい技・未知の技の研究・工夫が出来るのが、日本拳法乱取り競技法の良いところだと思う。

 

後半は、当て身。二回目の着胴蹴り込み稽古。6種くらいやったが、先週に比べるとやはり、格段にうまくなっていた。

 

空手出身のT氏の蹴りがうまく、それに比して、常磐丸氏の蹴足があまりに無惨だったので、けっこう、頭に来ていたが、稽古の前に、ネチネチと小言をいったせいか、今日は見違えるようにうまくなっていた。

 

あれで、二段は無いと思っていたが、今日の蹴足なら、この調子で行けば、二段もいいだろうと感じた。

 

そのまま、無理の無い軽い目慣らしスパー1分3R・最後はサンドバッグの「打ち込みで終了。

 

本日が、コロナ明けで、もう三週目。月日のたつのは早い。福岡武道館がどうなるのか分からないが、風門祭は、今年は、12月上旬で行う予定にしている。

 

佐賀の唐武会も一般が増えたそうなので、今年は、16才以上有級之部(立ち技のみ)をメインとする第7回風門祭を敢行する予定である。

 

オリンピックがあって、風門祭は無いと言うのはあり得ない。風門祭へ向け、ゆっくりと進んでいく予定である。