https://www.youtube.com/watch?v=03HgaLG14l0
令和3年4月11日。日曜。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。
稽古内容:体術総合・体術護身。
行者:常盤丸氏・千木丸氏・顧問:雷電師範。
上段回し蹴りを打つための補強・柔軟運動。
豊前福光派古術組討 花手 1本目:腰車、2本目:鉢返・鉢落、3本目:鉢回
風門館護身体術。カーフキック研究・蓮引裾蹴・蹴手繰
受け返し稽古。
風門館蹴足12法 1本目:左右直蹴り、2本目:左右横蹴、3本目:左右抜胴
4本目:左右後蹴 5本目:上中下段回蹴防御、6本目:直横後蹴
風門館羽手拳法 4本目:左直・右揚・左鉤三連
変則フルコンルール。90秒。雷電師範 VS 千木丸氏・常盤丸氏
サンドバッグ円懸かり。30秒×3
大雪・コロナで、1・2月は閉鎖に追い込まれていた。3月から稽古を再開したが、ようやく、動きの勘が取り戻せてきたようだ。
おかげ、わずか2時間にしては、濃い内容をスムーズにこなせている。
本日の注目点は、上段回し蹴りを打つための補強運動。蹴りは、実戦では危ないと言われるが、蹴れて、蹴らないのと、蹴れないで、蹴らないのは違うと思う。
一番若手の常盤丸氏が、既に36歳。後は、全員40歳OVERだから、基本。体が硬い。
健康法もかねて、当分は、上段回し蹴りを打てる程度の股関節の柔らかさを求めて、全員で挑戦してみようと考えている。柔軟から始めるのだが、SMクラブのような悲鳴を上げながら、老体に鞭打つ姿も面白いと思う。
我々は、アマチュアだ。アマには、楽しさも必要だと思う。40越のいい大人が、柔軟運動で、ひい。ひい。うめき声を上げる、人から見たら変態チックな、マゾ的部分も武道の稽古の雰囲気を作る。
痛いが、笑える。私は、そういう雰囲気が好きだ。
さて、ずっと稽古している風門流のカーフキック風?
これが、カーフなのか分からないが、だいぶ動きもこなれてきたので、そろそろ、終わりにしようかなと思っている。
単純に、日本拳法道ルールの試合に適応するだけでも、打撃・投げ・寝技とやらなければならない。
最低限、必要なことだけでも、膨大にあるので、次の課題に向けて、取り組みたい。今回、カーフ風の蹴り方・防御の仕方など動画を参考に研究してきたが、かなり、身についたと思う。むろん、初歩の初歩だが、また、機会があれば、やり、その度、使えるように工夫し、磨いていく。
この芸を工夫し、練磨するという行為、これが、武道の一番の楽しさではないだろうか?
風門館は、武術ではなく、格闘技でもなく、武道を稽古している。そのニュアンスの違いが分かるようになった時、道を歩く修験の者になると私は考えている。
山ではなく、里で、芸の道を歩き続けるのも一興であろう。