日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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第6回「風門祭」日本拳法道錬成大会 一般無差別級1回戦・第1試合 風門館VS唐武会熊本道場。


第6回「風門祭」日本拳法道錬成大会 一般無差別級1回戦 ・第1試合 風門館VS唐武会熊本

 

https://www.youtube.com/watch?v=UMOPEn2dMnU&t=11s

 

今年の風門祭を開くにあたっては、当然、逡巡があった。このコロナ禍の中である。万が一風門祭でクラスター発生となったら、風門のごときは吹き飛ぶだろう。

 

しかし、一方で、稽古はしているわけだし、全員、仕事に行き、買い物に行き、病院に行き、学校にも行っている。しかも、政府自ら、GO・TO・キャンペーンで、旅行と飲食を推進している。

 

誰もが、どこで罹患してもおかしくない。ならば、なぜ、風門祭だけを中止するのか?中止して、効果があるのか?

 

主催者として、悩み続けたが、内輪だけでも、「風門祭の火」を灯し続けようという話になり、開催することになった。

 

そして、蓋を開けてみれば、予想外の大盛況で、舞い上がってしまった。それが内々の実情である。

 

今年は、演武にも力を入れた。試合には出ない、会員・門人・門中の出番をどう作るか?そこも工夫したが、ボビナムの参加で、一気に会場がヒートアップした。

 

また、風門祭初の少年部も盛り上がった。

 

その中で、やはり華は、この一般の部。日本拳法道ルールでの試合だ。

 

今年は、5団体・5人の参加を得て、予想だにしない盛り上がりとなった。

 

この他流試合こそが、日本拳法道ルールの最大の魅力である。私は、この魅力に取りつかれて31年も関わるはめになった。

 

しかも、防具付きだから、安全に出来る。この第1試合など、唐武会熊本畑本選手70Kに対して、風門館福山三段85K。体重差15K。

 

こういう試合が成立するのが、日本拳法道ルールの最大の魅力だと思う。

 

私が初めて出た日本拳法道福岡武道館(第4回セイフティ格闘技選手権)の頃は、30人規模の無差別だったが、よく工夫されていた。

 

一番左から軽い順に並べて、トーナメントを行う。無差別で有りながら、体重別でもあるという画期的な組み合わせだった。

 

当時、63Kの私が、5回大会で、ベスト8進出。敢闘賞をもらった時。本当に嬉しかった。軽量級が、無差別でベスト8進出は、かなりうれしい。

 

今回、60k台二人・70k・85k・100k。これに年齢・経験値・対戦回数などを考慮して組んだために、一番不利だったのが、唐武会熊本の畑本選手。

 

しかし、この不利を乗り越え、85k・100kを破り決勝進出。そこで、60k台に破れるという、波乱の展開も風門祭ならではの面白さだ。

 

風門館福山三段も弱くは無い。他流試合の経験値もかなりのものだ。しかし、畑本選手。総合系空手の出身で有り、タイに何度もムエタイ修行に行くという、打撃に関しては、簡単にいく選手では無い。

 

この日は、畑本選手の左ミドルが、再三決まり。一気に4Pゲットで、一本勝ち。

 

やはり、これから、唐武会熊本道場の看板を背負わなければと言う気迫が、勝利を呼び寄せたと思う。

 

福山三段も、今一歩決め手に欠く内容を反省して、来年、チャレンジするだろう。

 

親しいが、実は、あまり対戦していなかった二人の、今年は畑本選手の勝利に終わった。

 

勝ち負けに拘るわけでは無いが、勝ち負けのある。勝負事の魅力を堪能した試合であった。