日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

田川・筑豊・北九州・行橋  護身術・日本拳法道・グローブ空手・総合格闘技・総合武道 風門館HP http://www5.atwiki.jp/wotoko/

第6回風門祭日本拳法道錬成大会 鍛錬手合L3披露。「吾駆けぬけよ吾の男よ」 


第6回風門祭日本拳法道錬成大会 鍛錬手合L3・変則ボクシングルール披露。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Z8Ku1z97vqY

 

第6回風門祭日本拳法道錬成大会 鍛錬手合L3披露。「吾駆けぬけよ吾の男よ」 

 

ジャージーの汗滲むボール横抱きに吾駆けぬけよ吾の男よ 佐佐木幸綱 

 

歌人俵万智の師である、佐佐木幸綱は、バーバリズムを詠んだ歌人として有名であるから、この師弟関係も不思議だ。

 

その佐佐木幸綱の代表作の一つが、冒頭の歌である。ラグビーは、誰が見ても男のスポーツの代表だと思う。佐佐木幸綱も、ラクビーをする自分を男だと誇っているのを見て、誰もがそう思うんだなと安心する面がある。

 

私の理想は、「野生と知性」の共存にある。そのバランスをどう取るか。どこまでを、野生として許容し、あるいは拒否するか。

 

そこらあたりが実は、流派の文化の肝では無いかと思う時がある。

 

我々、風門は、「市井に暮らす凡夫のための護身の芸」を学ぶ場として活動している。だから、我々の「野生・蛮性」とは、仕事に差し障りの無い程度という条件が付く。

 

この動画は、仁駈丸氏と千木丸氏による防具付打ち抜きOK!変則ボクシングルールだが、この防具装着の上で、打撃のみによる、KO。OK!ルールを、鍛錬手合レベル3として、茶帯取得の条件にしている。

 

世の中には、凄い人たちが大勢いて、過激なルールで試合をしている人たちが多数いることを知った上で、我々は風門は、これだけ撃ち合えれば十分ではないかと考えている。

 

一人は55歳。膝関節を手術し、フットワークも使えない。しかし、柔道・福光流ともに初段。他にも合気術・空手・ボクシングの経験がある。対して、一人は、47歳。少年時代空手の経験があるが、昨年末に入門し、現在5級。

 

常識的に考えれば、なかなかあり得ない場面ではないだろうか?しかし、無理強いしているわけでは無い。二人とも、護身において、打ち抜く経験は必要だと考えているから、無心に撃ち合っているのだ。

 

我々、風門が重視しているのは、「経験する」ことだ。と同時に、「身体を壊さない」ことだ。

 

我々風門は、「食うことが最大の護身だ。」と考えている団体である。強い・弱い・勝った・負けた。それ以前に、「己の食い扶持を自分で稼ぎ・家族を養うこと」。それこそが、最大の護身だと考えている。

 

我々のような、凡夫が、武道・格闘技で食える訳が無い。しかし、万が一の際の護身の際に、無抵抗では終わりたくない。そう、考える人のために風門を開き活動している。

 

また、護身とは、単なる制敵技芸だけを指さない。むしろ、男としてのプライドを持つこと。その方が、生きていく上で、実際に役立つ護身では無いかと思う。

 

現代人の多くは、サラリーマンとして生計をたてている。組織の中で生きていくということの辛さを味わったことが無いと言う人がいたら。よほど、運がいい人か。嘘つきかのどちからかだろう。

 

そういう鬱屈した社会構造の中に生きて行かざるを得ない現代人にとって、最大の護身とは、自らを男として認めてくれる社会に帰属することで得られる誇りと安心感にある。

 

「山の行より、里の行」と言う言葉があるそうだ。まことにと思う。

 

山の行も、辛かろうが、里の行も艱難辛苦である。

 

そういう時、全力で殴り合い、しかし、防具を付けているから、やはり、怪我は少ない。そして、そこで、互いに健闘をたたえ合う得がたい仲間と出会い。本当の意味で人を大事にする空間があることを知る。

 

その、安心感。これが、現代社会における最大の護心術だと思う。護身の稽古を通して、護心をする。その結果として、護身もまたなる。

 

制敵技術だけが、護身では無い。と同時に制敵技術を捨てた武道に魅力があるとも思えない。

 

考えればきりがないが、そう考える仲間と語り合うのは素敵なことだ。

 

多分、我々、風門は普通の社会人であるあなたに。素敵な仲間と素敵な時間を与える自信はある。